「文化とは?」「人種とは?」~「日本人」を考える~ Part 2

2012/02/14

皆様、こんにちは!
ポータル・ジャパン株式会社のリゼです。

本日は先日の記事に続き、今回も「日本人」について考えます

先日の記事の最後に、質問をいくつか投げかけました。

1)なにをもって「日本人」というのでしょうか?
2)「日本人」を「中国人」や「韓国人」と、どのように見分けますか?
3)「日本人」はどこから来ましたか?

まずは、それらの質問にたいする見解を共有させていただきます。


1) なにをもって「日本人」というのでしょうか?
→ これは100人に聞いたら100通り答えがあると思います
国籍が日本であること、外見が「日本人」であること、両親が「日本人」であること、「日本文化」をもっていること、日本語が話せる事などなど様々挙げられるでしょう。
中には一つの条件を挙げる方もいれば、複数の条件を挙げる方もいるでしょう。
日本全国にいる人々に聞いても統一した答えは戻ってこないと考えていいと思います。
「日本人」とは何か。考えさせられますね。

2) 「日本人」を「中国人」や「韓国人」と、どのように見分けますか?
 → 見分ける事は困難と言っていいと思います
時には見分ける事ができるとおっしゃる方に出会いますが、
「見」分けることはたいへん難しいです。
現に日本の芸能界やスポーツ業界などに
多様な背景を持つ方々がいらっしゃいますが、どうでしょうか?
1)で述べさせていただいた「日本人」の定義でさえ100通りの答えがあるように
「日本人」と「中国人」、「韓国人」の見分け方も千差万別で人の数分の答えがあります。
そのため見分けることはほぼ困難です。

3) 「日本人」はどこから来ましたか?
 → アジア諸国等の近隣より日本という土地へと上陸しました・しています。
現在見られる国民国家に住む人々の祖先は
様々なルートを辿ってその土地にたどり着きました。
ですから、「日本人」は皆、他の土地から
今の土地にたどり着いた旅人
と言ってもいいと思います。

※これらの質問は世界の中のどの民族(「○○人」)に
当てはめて考えても同じ答えにたどり着きます。

上記3)の点:
他の土地から今の土地にたどり着いた旅人

といった発想から更に話を掘り下げると、
純粋な血、純粋な人はいないということですね。
人類はある場所から次の場所へと流れている。
常に流れの「プロセス」を踏んでいるのですね。

また、極端に聞こえるかもしれませんが
今から百万年ほど前、人類はアフリカで誕生しユーラシア大陸へと広がりました。
百万年以上はかかっているものの人々が世界へ移動しているその間に、
環境に適応し、また気候に基づく生存条件の変化により
人々は容姿を変化させてきました。

となると、世界の人口が人の種類とイコールということではないでしょうか?

世界の人口数=人の種類

あるいは、逆に世界の人々の起源がひとつであるということは
人種は「人類」という1つの存在体でしかない
といっても過言ではありません。

「文化」も人と同じように、渡来してきた人々が
それぞれ持ち込んだものが混じり合ってきました。
現代日本にある衣食住の文化も世界の様々な要素が交じり合い
現在のものを作り上げています。
そして今後も形成し続けています。

長くなりましたが、最後に見解をまとめさせていただきます

これまで、二つのブログ記事をまたいで
二つのことを語ってきました:

まず1つ目は人種は存在しないということ。
それから2点目は「日本人」という概念が想像体であるということ。
(世界のどの「○○人」という概念も同様です)

ただ、いくら理論的にはそう言っても、
実際には社会では「日本人」という感覚的な想像上の概念が根強く存在し、
我々の生活において日常
であり、しっかり体感・経験されています。
とてもパワフルな信念であるということですね。

ここまで聞くと「では、われわれ日本人は存在しないということ?」
と疑問に思うかもしれませんが
単純に本質的で且つ均一的な「日本人」は考えがたいということです。

他の国同様、「日本人」は多様だからです。
様々な人々が集結し、様々な文化を持ち込み合ってきた
豊かな土地であるということです。

また、これは世界中の国に対しても言えることですが
日本には世界に誇れる様々な「売り・強み」があるとも捉えていただくことができます。

沖縄の豚肉料理から北海道のお魚やラーメンまで、各地で様々な食体験ができ、
各都道府県で様々な方言を聞く事ができます。
また、沖縄の亜熱帯から北海道東部の亜寒帯まで気候も多様です。
温泉ですら、地域によって、効能が違い、その多様性には驚かされます。

日本にいる「人」もそうです。
日本では今生まれてくる子の45人に1人が
国際結婚の間に生まれてきた子だと知っていましたか?
また、日本での国際結婚率は18組に1組
東京、名古屋、大阪ではおおよそ10組に1組です。
海外に在住する日本人も長期的に見ると増えております。
現在、統計的には在外日本人は100万人以上いるといいます。

さて、これまで「日本人とは何か」に関して
「人種」や「文化」といった軸で私の考え方を共有させていただきましたが
ご参考にしていただけましたでしょうか?

日本が多様化し、国境をまたいで生きる人々が増える中で
「人種」「文化」といった枠を越えて
世界で通用する考えを持つことが国際社会で
上手に渡りあっていくキーとなってくる点だと思っております。

「人種」「文化」といったラインで物事を考えるのは
もはや古い。そういった時代にさしかかっているということです。
これからは、どれだけ多様性を祝福していくことができるかが
ポイントになってきます。

最後までお付き合いただきまして、ありがとうございます。
「日本を世界へ発信する」といった点で、ご参考になれば幸いです。

追伸: 次回は多様性(ダイバーシティ)について語りたいと思っています!

投稿者プロフィール

murayama
インバウンド(訪日観光)ビジネスコンサルタント
兵庫県生まれ。米国ウィスコンシン大学マディソン校卒。在学中、異文化交流に強い関心を持ち、20ヵ国以上を旅行。大学卒業後、インドにて半年間のインターンシップを経験。2000年アクセンチュアに入社。地域活性化プロジェクト、グローバルマーケティング戦略等の様々プロジェクトに従事。2006年同社を退社。
2007年にインバウンド観光に特化したBtoBサイト「やまとごころ.jp」を立ち上げ、ホテル・小売・飲食・自治体向けに情報発信、教育・研修、コンサルティングサービスなどを提供。ノウハウ・ネットワークを最大限に生かしたコンサルティングには定評がある。
インバウンドビジネスの専門家として、ワールドビジネスサテライト、NHKワールドをはじめ、国内外各種メディアへ出演多数。最近は、金融機関、投資家、経営者等へインバウンド動向に関する情報提供を精力的に行うほか、日本全国で行う月10件以上の講演活動を通してインバウンドビジネスの啓発に力を注いでいる。

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