「文化とは?」「人種とは?」~「日本人」を考える~ Part 1

2012/02/01

はじめまして、リゼと申します。
当コラムで書かせて頂くのは初めてです。

私は、普段、日英翻訳を行ったり、各案件のリサーチ業務等を担当しております。
どうぞ宜しくお願い致します!

普段弊社スタッフは海外Webマーケティングに関わる実務的な内容のコラムを
書いておりますが私は少し変わった視点のテーマで書かせていただきます。
本日ご紹介したいテーマはこちらです↓↓↓

「日本人とは?」


ポータル・ジャパン株式会社では
日本から世界へ発信する企業様のサポートをさせて頂いております。
海外を知ることも大事ではあるものの、我々の足元である「日本」を再発見することも大切なのではないかと感じています。

また、急激に多様化する日本や国境をまたいで生きる人々が急増化するこの世界で今後、役立つ考え・観点ではないかと思います。
皆様の今後のヒントになればと幸いです。

さて、なぜこのテーマかといいますと、私事ではございますが社会学をイギリスの大学院で学びまして、文化学、人種学などを学んだ結果、「日本文化」「日本人」について見直さねばと感じてきたからです。考えるうちに「人種」、「民族」や「文化」のテーマに必然的にたどり着きました。

今回のテーマ「日本人とは?」を分解してお話を進めたいと思います。「日本人」を軸に考え、まず最初に「文化とは何か?」、それから「人種とは何か?」を掘り下げていきたいと思います。

まず、「文化とは何か?」について考えて見ます。
では「日本人」という表現について少し探ってみたいと思います。
「日本人」と強く結びついているイメージ(文化・性格)を探ってみます。
「日本人はどのような特徴を持っていますか?」と聞かれたときあなたはどういった特徴を挙げますか?

とあるセミナーでこちらの質問をしたところ
下記のような回答/数がありました。

繊細 6名
丁寧 5名
礼儀正しい 6名
優しい 1名
謙虚 3名

ここで、2点疑問点が浮かびます。
まず1つ目は「皆さんが持つ日本人の特徴(イメージ)にバラつきがある」ことそれから2つ目は「日本に住む日本人が全員そういった特徴を持っているのでしょうか?」

かの有名な学者ベネディクト・アンダーソン氏は国民国家は「想像の共同体」だと言いました。
(ベネディクトアンダーソン氏についてはウィキぺディアでご覧ください)

簡単に説明すると、国家は本来存在しないけれど、社会が長年作り上げてきた共同体であるということです。
国境線は人工的に作り上げられたものだからです。まとめると、国民国家は人間の想像上の共同体にすぎないということです。

ということは、そもそも「日本人は●●●である」という発想自体、考え直す必要があるということです。
これは「日本人」に限らず、世界のどの国民国家にも当てはまります。

では次に「人種とは何か?」考えて見ましょう。

一般的には、体系、肌の色、髪の毛の色、目の形や色、背などの身体的な違いに基づいて区分したヒトの集団をいいます。

ただ、結論から申し上げますと
「人種は存在しません。」

「えっ?ないのですか?
でも、日本人は他の国々の人種とは違うのでは?」
と思われるかもしれません。

従来はそういった思考が通常ではあるものの生物化学的に「人種」は存在しないのです。

様々な学者がこれまで人種について理論を発表してきました。
3種類、5種類、10種類と、様々な提案がされてきました。
科学的観点から見ると人種という概念はコンセンサスを提示していないということです。
「人種」とは社会で我々が作り上げた概念なのです。

学者ベネディクト・アンダーソンが言った国民国家は「想像の共同体」という話に戻すと、民族や人種などの存在も同じように作り上げられたものなのです。また、多くの社会学者は人種は社会的要因よって構築された考え・仕組みの基盤であり、
実際には存在しないと提唱しています。
(日本語の文献ですと、専門書となってしまいますが、竹沢泰子氏の「人種概念の普遍性を問うて」が代表的です。)
「いやいや日本人は列記とした人種では?」と
思う方もいらっしゃるかもしれません。
では・・・・いくつか具体的な質問をしてみましょう。

1) なにをもって「日本人」というのでしょうか?
2) 「日本人」を「中国人」や「韓国人」と、どのように見分けますか?
3) 「日本人」はどこから来ましたか?

皆様は、どう思われますか?

続きは次回、書き込ませていただきます。

それでは、寒い時期に突入してまいりましたので
皆様お体、ご自愛くださいませ。

投稿者プロフィール

murayama
インバウンド(訪日観光)ビジネスコンサルタント
兵庫県生まれ。米国ウィスコンシン大学マディソン校卒。在学中、異文化交流に強い関心を持ち、20ヵ国以上を旅行。大学卒業後、インドにて半年間のインターンシップを経験。2000年アクセンチュアに入社。地域活性化プロジェクト、グローバルマーケティング戦略等の様々プロジェクトに従事。2006年同社を退社。
2007年にインバウンド観光に特化したBtoBサイト「やまとごころ.jp」を立ち上げ、ホテル・小売・飲食・自治体向けに情報発信、教育・研修、コンサルティングサービスなどを提供。ノウハウ・ネットワークを最大限に生かしたコンサルティングには定評がある。
インバウンドビジネスの専門家として、ワールドビジネスサテライト、NHKワールドをはじめ、国内外各種メディアへ出演多数。最近は、金融機関、投資家、経営者等へインバウンド動向に関する情報提供を精力的に行うほか、日本全国で行う月10件以上の講演活動を通してインバウンドビジネスの啓発に力を注いでいる。

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