越境ECで活用すべきBing広告にAdWordsデータをインポートする際の9つの注意点

2017/05/29

[弊社フランス人メンバーが執筆した英語記事を翻訳、校正しています。]

Googleアドワーズを実施しており、越境ECの新たな集客方法を模索しているのであれば、Bing広告がオススメです。

BingはMicrosoftが提供している検索エンジンです。Microsoftは、Googleアドワーズが検索市場で巨大なシェアを占めている(世界全体で80%近い)ことを理解しています。
そのため、Googleと似た機能を持つプラットフォームを作ることで、マーケターがGoogleアドワーズキャンペーンを直接Bing広告にインポートできるようにしました。

この2つの広告はとても似ているのですが、インポート時に気を付けるべき点がいくつかあります。

本記事では、Bing広告を検討すべき理由と、GoogleアドワーズをBing広告へ適切にコピーする方法を解説いたします。

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越境ECでBing広告を検討すべき2つの理由

⑴ Bing広告はアメリカの検索エンジン市場で強い存在感を誇る

アメリカ人への広告配信を強化したいのであれば、Bing広告は絶対必須です。

他の国ではGoogleが圧倒的に優勢ですが、Bing広告はアメリカで21%の市場シェア(英語)を獲得しています。また、YahooやAOLなど、Bingを利用した検索エンジンを含めれば第三位の市場シェアを誇ります。

ただしモバイル検索はGoogleが圧倒していることも認識しておいてください。
アメリカ市場におけるBingの可能性は大きいものの、モバイル検索はやはりGoogleの独占市場であり、Googleが95%の市場シェアを獲得しています。

⑵ Googleアドワーズとは異なるユーザーへアプローチ可能


Bingによると、アメリカ市場におけるBingの可能性の大きさは、Googleでも阻止できません。小売業界では、広告のクリックのうち35%ほどが、Bing広告で発生しています。

GoogleアドワーズとBing広告ではユーザー層が異なるということは、認識しておくべき重要な点です。

  • Bing広告は女性への配信割合がやや高い
  • Bing広告では、配信対象の大多数は既婚者または同棲中のパートナーがおり (53%)、子供がいる家庭が多い
  • Bing広告経由で小売サービスを使用するユーザーの30%は、年収100,000ドル(約1,000万円)以上の家庭である
  • ユーザーの年齢層が遥かに低いGoogle(英語)とは対照的に、Bingユーザーの50%以上が45歳以上である
  • Bingユーザーの87%はInternet Explorer(あるいはEdge)を使用している。Googleでは47%である。(英語)

詳しくは弊社コラム『北米、ヨーロッパ向けリスティングの次の一手? Bing広告をもっと知ろう!』をご覧ください!

GoogleアドワーズをBing広告へインポートする際の9つの注意点 (2017年5月現在)

GoogleアドワーズのキャンペーンをBing広告へインポートするためには、以下の点に注意してください。

⑴ 自動タグ付けを設定

Bing広告では自動タグ付けが可能ですが、事前に設定が必要です。Bingでアカウントを新規作成する際は、自動タグ付けのボックスに必ずチェックを入れてください。

また、Bingキャンペーンのデータはキャンペーンレベルでアナリティクスに表示されますが、広告グループやキーワードレベルのパフォーマンスは表示されませんので、utmパラメーターの設定が必要になります。

⑵ 通貨に合わせて適切な予算と入札を再設定

Bing広告は日本円に対応していません。また、Googleアドワーズキャンペーンをインポートする際、Bingは選択した通貨を使用するものの、為替の計算は行いません。つまり、100円のクリック単価が、Bing広告でクリック単価100ドルとしてインポートされてしまいます。

そのため、日本のキャンペーンをインポートする際は、すべての予算と入札単価をBing広告での通貨 (通常は米ドル) に換算し直す必要があります。

⑶ ディスプレイキャンペーン/ショッピング キャンペーン

Bing広告はディスプレイキャンペーンに対応していません。
またショッピング キャンペーンは一部の国限定で利用可能です。

代替の選択肢としては下記が考えられます。

Microsoftのディスプレイ広告に使えるプラットフォームとしてAOLの広告(英語)があります。
またアプリへの広告配信であればコンテンツ広告があります。
コンテンツ広告は、Windowsアプリの隣に表示されるもので、アメリカのみ対応しております。
詳しくは、Bing広告ヘルプを参照ください。

⑷ アカウントレベルの広告表示オプションの再設定

Bing広告ではアカウントレベルの広告表示オプションを設定できません。
そのため、必ずキャンペーンレベルで設定し直す必要があります。

⑸ 除外キーワードのマッチタイプを見極める

Googleアドワーズとは異なり、Bing広告はフレーズ一致か完全一致でしか除外キーワードに対応していません。また、Googleアドワーズからインポートした部分一致除外キーワードは、Bing広告ではフレーズ一致の除外キーワードとして設定されます。

そのため、Googleアドワーズでは通常ブロックされるキーワードがBing広告ではブロックされないため、追加で除外設定する必要があります。

⑹ 除外キーワードリストを再設定

Googleアドワーズの除外キーワードリストはBing広告にインポートされません。
そのため、一覧を作成してBing広告へ除外設定してください。もちろん、上記のマッチタイプの問題にも対処する必要があります。

適切に除外設定ができているかは、除外キーワードレポートから確認できますので、必ずチェックしましょう。

⑺ 地域ターゲティングで選択可能な単位に注意

地域ターゲティングも、Bing広告へ完全にインポートされるわけではありません。
なぜなら、GoogleアドワーズとBing広告の間で、地域設定の選択肢が異なるからです。

Googleアドワーズでは都市・地域・県・郡・空港などの単位でターゲティングを行うことができます。一方でBingでは、国全体と特定地域の周辺しかターゲティングできません。

上記のような違いがありますので、Bing広告へインポートする際は必ず地域ターゲティングを確認しましょう。

⑻ 地域ターゲティングの対象ユーザー

Bing広告の地域ターゲティングでは、自動的に
(1)対象地域に住む人々
(2)対象地域に関するページを検索または閲覧する人々
を対象にします。
Googleアドワーズでは(2)を除外することも可能ですが、Bing広告では除外できませんので、注意が必要です。

⑼ コンバージョンの計測

Googleアドワーズのコンバージョンタグでは、Bign広告のコンバージョン計測は出来ません。必ずBing UETタグをウェブサイトに設定する必要があります。
Google Tag Managerの活用をオススメいたします。
UET Tag Helperのインストール方法(英語)

まとめ

アメリカ市場を対象とするのであれば、絶対にBing広告がオススメです。
特に富裕層を対象にするのであれば、迷わずGoogleアドワーズキャンペーンをBing広告にインポートしてください。

ただしGoogleアドワーズを完璧にコピーできるわけではありませんので、簡単なインポート手順に騙されずに、重要な機能を忘れずに設定しましょう。

一部の機能は非常に見落としやすく、Bing広告のパフォーマンスを致命的に悪化させかねません。
最悪の場合、高い授業料を支払うことになりますので、ご注意ください。

 

投稿者プロフィール

Lily Tan
運用型広告チーム SEMマネージャー
出身:フランス
パリ出身。フランスと名古屋のビジネススクールにてマーケティングを専攻。卒業後、フランス、イギリスのWEBマーケティング会社2社に勤務し、デジタル広告の技術と専門知識を習得。その後、日本に戻る。世界へボカンでは、主にPPCアカウントの管理担当し、着実に成果を上げている。その他、SEOやコンテンツビルディング等でも力を付けている。フランス語と英語と日本語を操り、TOEICスコアは990点。

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