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ECサイトのCVR改善5選!売上を伸ばす具体的な施策とは? | LeanGo平井氏

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ECサイトのCVR改善5選!売上を伸ばす具体的な施策とは? | LeanGo平井氏

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  • この記事では、すぐできるECサイトの改善策・鉄板5選!をテーマにお話します。

    【株式会社 LeanGo CEO 平井翔吏氏】
    大手企業で累計250件以上の施策を実施し、CVR改善を140%達成し、新機能の開発などを行う。
    「社会の居心地をよくする」為にLeanGoを設立。

    【世界へボカン株式会社 代表取締役 徳田 祐希】
    日本の魅力を世界へ伝えるというミッションの元、
    17年にわたり、多国籍メンバーと共に越境EC、海外BtoBマーケティングに取り組む。
    越境EC企業の年商を35億→500億、約29倍の成長を導くなど数多くの実績を残す。
    Shopifyマーケティングエキスパート。

株式会社 LeanGo CEO 平井翔吏様の紹介

  • 世界へボカン株式会社 徳田祐希(以下:徳田)

    こんにちは、世界へボカンの徳田です!

    本日はLeanGoの平井さんに、すぐできるECサイトの改善策 鉄板5選のお話をいただきたいと思います。
    よろしくお願いします!

  • 株式会社 LeanGo CEO 平井翔吏氏(以下:平井氏)

    よろしくお願いします!
    まず簡単に自己紹介なんですが、株式会社LeanGoでチーフエクスペリエンスオフィサーとチーフエグゼクティブオフィサーをやっております。LeanGoの平井と申します。

    一般的にCEOが多いと思うんですけど、なぜチーフエクスペリエンスのところ、体験のところを言っているかと言うと僕自身がDEJAMというサービスの設計をすべて管轄していて、社長なのにプロダクトもしっかり作っているよ、と。そこはちゃんと伝えたいなと思って、そのように名乗っております。

    リクルートに新卒入社して、UXデザイナーとしてグロースハッカーをやっていました。
    コンバージョンレート改善がめちゃくちゃ得意です。
    たくさんのエビデンスを回してきました。そこのノウハウを元に起業したのがこのLeanGoとなっております。
    No.1のマーケティングDXエクスペンダーを目指す会社で、いろんな会社さんを支援しています。事業会社さんもいらっしゃいますし代理店さんもいらっしゃいます。

    本当に弊社が得意なところは、コンバージョンレート改善に特化しているというところでして、大きな会社からECサイトまで本当にいろんな会社の支援をしておりまして。
    半年間でだいたい130%から200%と書いているんですけど、400%改善するみたいな事例もあったりするような会社となっております。
    かたや代理店さんや支援会社さんも結構支援していまして、やっぱりABテストだったりとかコンバージョンレート改善は専門職というか職人芸みたいなところがあるかなと思っていて。
    そこをまるっと弊社がBPOでやっていたりとか、なんなら営業支援みたいなところとか、リプレイス支援みたいなところもやっているような会社でございます。
    ただのツールベンダーではないですよというところが、先ほどからお話している通り、コンサルティングもするというところがポイントかなと思っていまして。

    では早速なんですがこの5つの鉄板改善案を持ってきたので、お話できたらなと思っています。

ECサイトのコンバージョン率を上げる鉄板施策とは?

  • 徳田

    良いんですか?
    鉄板改善なんて教えてもらっちゃって。

  • 平井氏

    もちろんです!
    僕らからすると、ABテストやれば良いじゃないですかと思っているんです。なんですけど皆さんどういうアイデアをやったら良いの?とか、分析しなきゃいけないの?みたいな。
    腰が重たい方が結構いらっしゃるかなと思っていて、悩む時間があるならこれをすぐやってくださいという。
    非常に思っています。

    結構特徴的なのが、商品一覧画面に特化して持ってきているというところで、こういうノウハウ系のものってたとえばトップ画面の改善だったり、一覧、カゴ落ちとかいろいろやると思うんですよ。

    けどぶっちゃけそういういろんな画面をやっちゃうと、伝えられるノウハウというのが薄くなっちゃうかなと思っていて。
    一覧画面だけで5つちゃんと持ってきているので、すぐすぐ使っていただけたら良いかなと思っております!

商品一覧ページで即改善できる5つの施策

  • 平井氏

    今回ちょっとコンフィデンシャルな内容も非常に多かったので、実際に改善した内容、高いところで言うと200%以上改善した施策も持ってきてはいるんですけど。
    今右側に映っているサイトはダミーサイトです。

    独自に作ったサイトなので、実際に探してもないですよというところだけは事前にお伝えしようかなと思っております。

    早速1作目です。
    まずは商品見出しに色をつけるというものでして、ビフォーの画面がよくあると思うんですよ。
    商品名のところは黒のテキストになっていて~というのはブランドのそのトンマナだったりとかが重視されていたりとか、かたやそもそも何も意識していなくて黒にしているみたいなところもあるかなと思っていて。
    そこをちゃんとテキストリンク 青色ですね。
    色をつけてあげましょうというようなものになっています。

  • 平井氏

    なぜ改善するのかというところの理由を持ってきているんですけども、ざっくり2つあるかなと思っておりまして。

  • 平井氏

    まず皆さんリンク色といえば何色ですか?というところで、青色だと一般的に認知すると思うんですよ。
    Google検索とかは青色で出てくると思うんですね。
    こういった意味でユーザーはそもそも青いテキスト色=リンクなので、クリックできる箇所というような認知をしていると思うので、よりユーザーがクリックしやすくなりますというところがあります。

    あとは色がつくので単純に目立ちやすくなります。
    なのでスクロールする中でもちゃんとここは押せる場所だなというところで、クリックされるというような施策になっています。

  • 徳田

    確かにクリッカブルってわかりますね。

  • 平井氏

    簡単にすぐできるのでやっていたけたらなと思っています。
    続いて結構渋い施策なんですけど、閲覧した商品にアイコンをつけるというものでして、よく見ていただけたら良いかなと思うのが右側の画面に10%オフに閲覧済みというアイコンを置いているんですね。

    Googleだったりとか検索結果の一覧って、Googleで検索します。
    ホームページに行きます。
    戻ってきたときに若干色が変わったりとか、Google側もABテストをしていたりするので。

    たとえば閲覧済み。
    過去に見た 何日前に見たサイトですよみたいなのが出てくるようになってきていると思うんですけど、それの発想でやってみた施策なんですが、とても改善したのでおすすめです。

    なぜ改善するのかというところなんですけど……

  • 平井氏

    ざっくり2つある理由としては、そもそも商品調査。1回見ているというところは、つまりユーザーは興味を持っていますと。
    興味を持っている=購入率との相関があるので、そこを再度見つけやすくしてあげるということで購入されやすくなります。

    要は商品一覧画面の右上とかヘッダーのところに、履歴とかお気に入りって皆さん置くと思うんです。
    そこを見ずとも自分が見たものが一覧画面で見れるようになるので、遷移を減らすこともできますし、直感的に見つけることができるというところが改善ポイントかなと思っています。

  • 平井氏

    また結局いろいろ商品一覧から詳細に何度も往復する中で、正直全然興味のない商品もたまにタップしちゃうこともあると思うんですよ。

    なんですけど、何度も見なくて良い商品を見なくて済むという。過去に見て これそういえば前見て微妙だったなみたいな商品を見なくて済むという意味でも、いわゆるブラックリスト形式で外していけるので、改善するというような施策になっています。

  • 徳田

    なるほどね。

    見たことがあるやつをこれ見たことあるよと理解するもそうですし、これ違うよねと認識させるためにも、この閲覧履歴みたいなところを表示させるという意味があるということですね。

  • 平井氏

    ここの施策は結構トリッキーなので、やられているECサイトの運営者さんは少ないので、ここは結構おすすめの施策になっています。

  • 平井氏

    続いて¥マークを小さくするというところで、左側と見比べていただけたら良いんですけど。
    商品一覧画面って何円の¥マークってつくじゃないですか。ここを小さくしてあげましょうという施策なんです。

    これだけで本当に改善するのかというところなんですけども、改善する理由はざっくりで2つ用意しています。

    ¥マークと実際の金額というのを横並びにしたときに、具体的な金額。
    たとえば右の商品だったら1万8000円とあったと思うんですけども。

  • 平井氏

    ¥マークがでかいと¥マークが1に見えて11万8000円みたいな誤認だったり、単純に視認性が悪い状態なので、そこの強弱をちゃんとつけてあげることによってしっかり見たい金額の部分だけを目立たせることができます。

    またこれはいろんな諸説あるかもしれないんですけど、実際に¥マークが小さくなることによって、なぜかユーザーシーンとして安く感じやすくなるというところがいろんなABテストとかで見えてきたりしていて。

  • 平井氏

    たとえばAmazonのサイトとかも見ていただけたらと思うんですけど、Amazonのサイトも実は¥マークが小さくなっていたりとか、それこそメルカリさんだったりとかも¥マークを小さくするみたいなABテストしていて改善しているので。
    これ意外と改善するのでぜひやっていただけたらなと思っております。

  • 徳田

    僕らで言うと越境なので$マークを小さくするということですね。
    おもしろい!

  • 平井氏

    商品カセットって画像があって商品名があってみたいなという。
    このいちコンポーネントの中でどこを目立たせるべきなのか、基本的に金額だと思うんですけど、金額の中でも¥マークと金額がセットになったときにどちらを目指すべきなのかみたいな。

    こういった観点でも一番目立たせたいのは金額ですよね。
    じゃあ相対的に小さくしましょうみたいな感じの発想です。

  • 徳田

    かなり要素を分解していって、サイズだったり色とかを変えていくんですね。

  • 平井氏

    続いてこれは商品カセットに立体感を出すというものでして、一般的には一覧画面だとフラットなデザインで、カセットがとにかくバーっと並ぶ会社さんが結構多いかなと思うんですよ。

    なんですけども、たとえばよく見ていただけると、左側は立体感を出すというところで全体的なカセットカセット1個ずつに。
    ちゃんとシャドウですね。要は影をつけたりとか、いわゆる立体感を出すみたいな画面の設計にしているんですよ。

    これを見比べていただいたときに、左だと右を見た後だったら「じゃあどこが押せるんだっけ」というのがパッとわかりにくくないですか?

  • 徳田

    確かに……!

  • 平井氏

    そうなんですよ。
    一般的な一覧画面はフラットなデザインが非常に多いので、具体的にじゃあ画像押せば良いの?値段を押せば良いの?というところが明示されていないところが、クリック率の改善に非常にシナジーがあると思っていて。
    こういうふうに立体感を出してあげることにより、ユーザーがここ全体をクリックできるんだなってパッと理解できるので、押しやすくなるというところ。かつ先ほどお伝えしたような。

    たとえば商品名を青色にしたときに、青色ということは商品名を押せば良いのかなと惑わせるんじゃなくて、そもそもどこでも良いから押せば良いやというような心理状態にすることによって、商品一覧から詳細への遷移率が非常に上がるという施策になっています。

  • 平井氏

    5つ目なんですが、これはアローを追加する。

    要は矢印みたいなものを追加しますよというものでして、発想は先ほどのものと近いんですけど、どこをクリックさせたら良いのかというところを明確にさせるために置くというような施策になっています。

    あとは単純にこちらも商品名が目立つので、大事なのって画像と値段とどういう商品なのかという。
    このカセット内の情報をしっかり読み込んでもらうというところだと思っていて、そこをちゃんとアローによって目立たせることで、ここもクリック率が上がっていくような施策になっています。

  • 徳田

    これって5つの施策を全部やった方が良いのか。サイトによって取捨選択した方が良いのかというとどうなんですか?

ABテストの正しいやり方と落とし穴

  • 平井氏

    すごい良い質問ですね!

    大きなサイトですね。トラフィックがあるサイトだったら、1個1個ABテストをやっていただくと良いかなと思っています。
    なぜならまるっといきなり5個。
    ちなみに5個追加したものがあるのでお見せしますと。こんな感じになるんですよ。

  • 徳田

    ちょっとうるさいですね。

  • 平井氏

    ちょっとうるさいんですよ。
    なのでたとえば立体感を出すんだったら、たとえば見出しを黒色のままにしてみようとか、そういうふうにしないと、これが仮にABテストで買った場合に何が要因で買ったんだっけというのを振り返られなくなるんです。

    なので大規模トラフィックだったりとか、コンバージョン数が非常に多くて、検証しやすいような状態になっている会社さんの場合は1個1個ABテストをしていただくと良いかなと思ってます。

    ただまだまだWEBサイトのECサイトの規模が小さくて、今後伸ばしていかなきゃいけないというお客さんの場合だったら、3つ4つをまとめてやってみるでも良いですし、まとめて5つやってみるでも良いかなと思ってます。

ECサイト運営者がやりがちなミスとは?

  • 徳田

    ABテストって期間で分けるか、同じ条件で表示させるページを分けるかみたいな感じでやっていかなきゃいけないじゃないですか。
    これってどうやったら良いんですか?

  • 平井氏

    基本的には期間比較はおすすめしないです。
    理由はシンプルで季節トレンドだったりとか、他の要因によって大いにぶれるんですよ。
    たとえば今青汁だったりとか、こういうスムージーとかサプリのものを出しているんですけど。

    たとえばファッションECだとして、冬服のセールを始めますというキャンペーンを打った瞬間に、前後で見るとキャンペーンを打った方が絶対に上がるじゃないですか。
    コンバージョンレート購入率って、みたいな別の要因が多すぎるので、前後比較は基本的にはおすすめしないです。
    同期間で50%、50%にするという。それがおすすめですね。

  • 徳田

    ABテストは同期間でやった方が良いんですね。

  • 平井氏

    そうなんです。
    ただ皆さん同期間でできない理由というのは、振り分けをするというシステムが必要なんですよ。
    それをできるのが右上にも書いているんですけど、DEJAMというサービスがありまして弊社が作っているサービスがあります。

効果を最大化するためのDEJAMとは?

  • 平井氏

    簡単にお話すると、ユーザー体験を10人10色にするROAS最適化ツールDEJAMというものでして、LPを作ることとLPのデザインを改善する、要はABテストができるツールになっています。

    ただめちゃくちゃプロダクトとして機能がもりもりなので、次回の動画でお話できたらと思っています。

  • 徳田

    すごい鉄板施策ですね。
    実際にやってみたいなと思いましたし、¥マークが$マークでもそれって機能するのかなって試してみたくなったので、チャレンジしてみたいと思います。
    貴重なお話いただきありがとうございました!

  • 平井氏

    ありがとうございました!

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