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ブルーオーシャンSEO戦略

皆さんは、ブルーオーシャン戦略(ブルーオーシャンせんりゃく、Blue Ocean Strategy)をご存知でしょうか?一昔前に、本が話題になって有名になった言葉です。
ブルー・オーシャンとは(参照元:J-marketing.net
企業が生き残るために、既存の商品やサービスを改良することで、高コストの激しい「血みどろ」の争いを繰り広げる既存の市場を「レッド・オー シャン」、競争者のいない新たな市場でまだ生まれていない、無限に広がる可能性を秘めた未知の市場空間を「ブルー・オーシャン」と名づけています。この「競争」とは無縁のブルー・オーシャンという新しい価値市場を創造し、ユーザーに高付加価値を低コストで提供することで、利潤の最大化を実現するというのが、この戦略の狙いです。

海外SEO対策においても同じことが言えます。前回の「その対策キーワード、本当に御社サイトに合ったキーワードですか?」でお話に挙がったように、何故か多くの人が競争率の激しいビックキーワード=レッド・オーシャンへ突入しがちです。
確かに、ビックキーワードは検索ボリュームが多く、上位表示されれば流入が増えますが、業界内のビックキーワードというのは、既に認知されている可能性が高く、競争率が激しい事が多いです。その為、ROI 【Return On Investment】(投資収益率)で考えると、正直全然合っていないんですね。
以前、海外SEOの鈴木さんがブログにて「ロングテールのキーワードは、上位表示されなくてもクリックされる」という記事を書かれておりましたが、ビックキーワードは逆に1ページ目に掲載されないとクリックされにくくなります。(これまでの経験上、2ページ目に入ると極端にクリック率が低下する傾向にあります。)
その為、難関ビックキーワードの2~4ページ目で伸び悩んでいる場合、思い切ってワンランク下のミドルキーワードを複数対策した方が良いというのが私の見解です。(正確に言うと、良いケースが多いというイメージです。)
下記は、あるB to C向けの商品販売サイトのGoogle Analyticsのデータです。昨年末から、ビックキーワードで対策をしていたのですが、あまりにも競争率が激しすぎて正直、3~4ページ目をうろちょろしている状態でした。オーソリティスコアの高いサイトが3ページまでひしめき合っておりました。
また、海外(英語圏)ということもあり、どこもビックキーワードに焦点をあててSEO対策をしております。(デザインは、正直あまりよくないサイトが多いのですが、テキストベースのSEOフレンドリーなサイトが乱立している状態です。)4月が毎年検索ニーズのピークだとトレンドで理解していたので、2月に入り、メインの対策キーワードを変更し、ワンランク下のミドルキーワード×5にて内部・外部リンク対策を致しました。すると、1か月後、徐々に対策キーワードの掲載順位が上がり、それまで50位未満に存在していたキーワードが2ページ目の上位に表示され、3月下旬には、ミドルキーワードAがGoogle.comにて2位、その他も5~10位以内に軒並み食い込みました。
google analytics当初対策をしていたビックキーワードと、費用は同額で対策しているにも関わらず、ミドルを対策し始めてから顕著にアクセス数が伸びております。
アクセス数に比例して売り上げを伸ばすことに成功し致しました。また、下層ページの評価が上がったことにより、TOPで対策をしていた、ビックキーワードも37位→17位にランクアップ致しました。結果として、ビックキーワードのみ対策していた時よりも大きく成果を出すことができています。
さて、ブルーオーシャンの話に戻りますが、SEO対策というのは、手段であって目的でないという事を考えると、難易度が高いビックキーワード(レッド・オーシャン)でなくても、御社の目的を達成を達成することが可能かもしれません。まず、海外SEO対策する目的を整理して、その上でブルー・オーシャンSEO戦略を実践してみてはいかがでしょうか?
(ちょっと記事のタイトル、カッコつけ過ぎたかもしれませんね)

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投稿者: 徳田 祐希 / Tokuda Yuki
世界へボカン株式会社 代表取締役
イギリス留学を経て、海外WEBマーケティングを行う企業に入社。
外国人マーケターと共に海外WEBマーケティングチームを牽引する。
特に英語サイトのSEOに精通し、東京だけでなく、新潟、京都、大阪、名古屋、福岡等、日本全国を飛び回り、クライアントと膝を突き合わせ、WEBコンサルティングを行うスタイルを得意とする。
海外WEBコンサルティングで、アフリカ向け中古車輸出企業の売上を30億円から500億円に導く等、中古車輸出、製造業、不動産関連のプロジェクトで数多くの実績を残す。
2014年8月に世界へボカン株式会社を設立。
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