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Shopify商品フィードを多言語・多通貨で生成する方法
- 2025.03.14
- 海外リスティング広告

Shopifyの越境ECサイトを複数言語で展開している場合、ショッピングフィードの多言語化や多通貨を反映する方法にお悩みではないでしょうか?
また、日本語と英語でサイトを構築している場合、フィードの情報が日本語になってしまうなどの問題に直面している方もいらっしゃると思います。
本記事では「多言語」や「多通貨」でサイトを展開されている場合、どのように複数の言語や通貨でフィードを生成するかを解説いたします。
商品フィードとは
商品フィードとは、ECサイトで販売している商品情報をデータ形式でまとめたファイルのことです。
このファイルには、商品名、価格、説明、在庫状況、画像URL、リンク先URLなど、商品に関連する情報が含まれています。
商品フィードは主に以下の目的で使用されます
- GoogleやFacebookなどの広告プラットフォームでショッピング広告を表示する
- 他のマーケットプレイスや比較サイトに商品情報を提供する
- サードパーティツールで商品データを分析・管理する
商品フィードの形式としては、CSVやXMLが一般的ですが、広告プラットフォームやマーケットプレイスの要件によって形式が異なる場合もあります。
商品フィードの正確さと構造は、広告やマーケットプレイスでのパフォーマンスに大きく影響します。
商品フィードを使って配信できる広告タイプ
商品フィードを活用すると、さまざまな広告タイプを配信することが可能です。
以下はその代表例です。
1. ショッピング広告(Google Merchant Center)
Google Merchant Centerを利用してGoogleショッピング広告を配信するには、商品フィードが必要です。
Googleショッピング広告では、検索結果ページやGoogleショッピングタブに商品が表示されます。
2. カタログ広告
Facebook, Instagram, Pinterest, Redditなど、商品フィードを連携することで、カタログ広告と呼ばれる商品画像を表示する広告を配信することができます。
特にECサイトのように商品数の多いサイトでは様々な商品を表示させることができるので、非常に効果的です。
3. 動的リターゲティング広告
訪問者が以前に閲覧した商品を再度広告として表示する動的リターゲティング広告でも商品フィードを使用します。
Shopifyから商品フィードを作成する方法(フィードが1種類のみ)
Shopifyでは、商品フィードを作成するための基本的な機能が揃っています。
以下に1つの国・言語に対応した商品フィードを作成する方法を解説します。
ステップ1:Google&Youtubeアプリのインストール
Shopifyの管理画面から「Google & Yotube🔗」アプリをインストールします。このアプリは、Google Merchant Centerと連携して商品フィードを自動生成します。
Shopifyのアプリストアから「Google & Youtube🔗」を検索してインストール。
Googleアカウントを連携してGoogle Merchant Centerと接続。
商品情報をGoogleのポリシーに基づいて設定(税率、配送情報など)。
ステップ2:フィードの作成と確認
Googleチャネルを使うと、自動的に商品フィードが生成されます。Google Merchant Centerで以下の点を確認してください:
- 商品が「承認」ステータスになっている。
- 配送や税金などの設定が正しい。
- エラーや警告がない。
このプロセスでは、1つの国や言語に特化した商品フィードを生成することが可能です。
ただし、越境ECの場合は複数の国や言語、通貨に対応する必要があります。
Shopify公式ヘルプ:Google & YouTubeチャネルを設定する🔗
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多言語フィード、マルチフィードが必要なケース
サイトが多言語や多通貨である場合、国ごとに適切な言語や通貨で表示させたいとお考えになるかと思います。
例えば以下のようなケースやご要望において多言語フィード、マルチフィードが求められます。
- それぞれの国に合った言語のフィードを作成したい
- 国によって価格が異なるため、それぞれの国の価格を反映したフィードを作成したい
- 国ごとに異なる価格、掲載商品の違いなどがあるケース
Shopifyから複数の国の多言語、多通貨フィードを作成する方法
複数の国や言語、通貨に対応した商品フィードを生成するためには有料アプリのインストールが必要です。
Multifeed Google Shopping Feed🔗というマルチフィード専用のアプリがあるので、こちらで多言語フィードの生成方法をご説明します。
ShopifyにMultifeed Google Shopping Feed🔗をインストールします。
インストール後、Shopifyのアプリ画面からMultifeed Google Shopping Feedを開きます。
まずはGoogleアカウントと連携し、GMCの連携設定を行います。
生成可能なフィードは主に下記になります。
- Googleショッピング
- Bing
- Klaviyo
- Bol.com
Multifeed Google Shopping Feedで多言語、多通貨のフィードを生成する場合
Feed language:フィード対象国の言語を選択します。
Source currency:フィード対象国の通貨を選択します。
これにより、各言語、各通貨に応じたフィードを生成し、それぞれのプラットフォームに接続することで、それぞれの国に合ったフィードを生成することができます。
マルチフィードを生成するメリット
マルチフィード(多言語や多通貨のフィード)を生成するメリットは、各国に応じて適切な言語と通貨でフィードを生成するため、ユーザーに適切な情報が伝わることと、プラットフォーム側でも適切な情報を受け取ることができるため、フィードの品質が上がり、露出されやすくなります。
まとめ
Shopifyで越境ECを運営する場合、多言語の商品フィードを生成することは、現地市場へのアプローチにおいて重要なステップです。本記事で紹介した方法を実践することで、以下の目標が達成できます:
- 各国・各言語に適した商品フィードの作成。
- GoogleやFacebookなどの広告プラットフォームでの最適な商品表示。
- 翻訳やローカライズを活用したターゲット市場への効果的なアプローチ。
Shopifyの標準機能だけでなく、アプリや外部ツールを活用して効率的に運営を進めましょう。越境ECでの成功を目指して、ぜひこの記事を参考に実践してみてください。
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