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EC販売とは?始め方から成功のコツまで初心者向けに徹底解説!

EC販売とは?始め方から成功のコツまで初心者向けに徹底解説!

執筆者

徳田 祐希 / Tokuda Yuki

プロフィール詳細

世界へボカン株式会社 代表取締役
イギリス留学を経て、海外WEBマーケティングを行う企業に入社。外国人マーケターと共に海外WEBマーケティングチームを牽引する。特に英語サイトのSEOに精通し、東京だけでなく、新潟、京都、大阪、名古屋、福岡等、日本全国を飛び回り、クライアントと膝を突き合わせ、WEBコンサルティングを行うスタイルを得意とする。海外WEBコンサルティングで、アフリカ向け中古車輸出企業の売上を30億円から500億円に導く等、中古車輸出、製造業、不動産関連のプロジェクトで数多くの実績を残す。2014年8月に世界へボカン株式会社を設立。

EC販売とは?

始め方から成功のコツまで初心者向けに徹底解説!

「ネットショップ(EC)を開いてみたいけど、何から始めればいいの?」

EC販売という言葉はよく聞くけれど、その実態や始め方、成功の秘訣は意外と知られていないかもしれません。

EC販売の基本から具体的なステップ、そして気になる費用や成功のコツまで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します!
さあ、あなたもEC販売の世界へ、最初の一歩を踏み出してみませんか?

EC販売のキホン:まず知っておきたいこと

EC販売って、一体何でしょう?

簡単に言えば、「インターネットを通じて商品やサービスを売買すること」です。
「EC」は「Electronic Commerce(電子商取引)」の略です。
あなたが普段Amazonや楽天市場で買い物をするのも、このECの一部です。
EC販売は、売り手側の視点から見た「ネット上での販売活動」全般を指します。

実店舗と大きく違うのは、場所や時間に縛られず、日本全国、いえ世界中の人々をお客様にできる可能性があることです。
そして、比較的少ないコストで始められるチャンスがあることです。

「EC」と「Eコマース」は違うの?

ほぼ同じ意味です。
どちらも「電子商取引」を指す言葉なので、難しく考えなくて大丈夫ですよ。

EC販売の仕組みって?

お客様があなたのECサイトで商品を注文し、代金を支払うと、あなたはその商品を梱包して発送し、お客様の手元に届けます。
この一連の流れには、あなた(出店者)、お客様(購入者)の他にどのようなプレーヤーがいるでしょうか?

ECサイトのシステムを提供する会社(ECプラットフォーム提供者)、安全な決済を仲介する会社(決済代行会社)がいて、商品を運ぶ会社(配送業者)などが関わっています。
たくさんの人が関わって、一つの取引が成り立っています。

EC販売のメリット、デメリットとは?

EC販売のメリット、デメリットとは?

どんなことにもメリットとデメリットがあります。

EC販売も例外ではありません。
両方を知っておくことで、より賢くEC運営に取り組むことができます。

EC販売の主なメリットはこれ!

広い商圏と販売機会

物理的な店舗の制約がないため、日本全国、さらには海外のお客様にも商品を届けることができる可能性があります。
そして、24時間365日、あなたのECは働き続けてくれます。

コストを抑えやすい

実店舗のような高額な家賃や内装費がかからない場合が多く、少ない初期費用でスタートできることが特長です。
運営コストも工夫次第で抑えることができます。

データ活用がしやすい

お客様の購買データやサイト内での行動履歴などを分析しやすく、ECの改善やマーケティングに活かすことができます。
どんな商品が人気なのか、お客様は何を求めているのか、データが教えてくれます。

直接お客様と繋がれる

上手なコミュニケーションを心がければ、お客様と直接的な関係を築き、ファンになってもらえるチャンスがあります。

EC販売の主なデメリットはこれ!

集客が大変

たくさんのネットショップがある中で、自分のECを見つけてもらうのは至難の業です。
SEO対策(検索エンジンで上位表示される工夫)やSNSでの情報発信など、地道な集客努力が不可欠です。

実物を見てもらえない

お客様は商品を直接手に取ることができません。
だからこそ、魅力的な写真や分かりやすい商品説明で、商品の価値をしっかり伝える工夫が必要です。

価格競争に陥りやすい

価格比較が容易なため、安易な値下げ合戦に巻き込まれます。
価格以外の価値(品質、サービス、ECの個性など)で勝負することが大切です。

運営業務が多い

受注管理、梱包、発送、問い合わせ対応など、意外とやることはたくさんあります。
効率化や外注化の検討は必須です。

今後のEC販売市場とは?

EC市場は、コロナ禍を経てますます拡大し、今後も成長が期待される分野です。

特にスマートフォン経由での購入は伸びています。
ライブコマース(ライブ動画での商品販売)やAIの活用、実店舗と連携したOMO(Online Merges with Offline)戦略なども注目されています。

変化はチャンス!
新しいトレンドを取り入れていく姿勢が大切ですね。

ECサイトの種類と選び方とは?

ECサイトの作り方(プラットフォーム)には、いくつか種類があります。
それぞれ特徴があるので、あなたの目的や予算、スキルに合わせて選びましょう。

モール型ECサイト (例: 楽天市場、Amazon)

巨大なオンラインショッピングモールにお店を出すイメージです。
集客力はありますが、出店料や販売手数料がかかり、デザインの自由度は低めです。
「まずは多くの人に見てもらいたい」という初心者の方には一つの選択肢。

ASPカート型ECサイト (例: Shopify、BASE、STORES)

ネットショップ開設・運営に必要なシステムをレンタルするサービスです。
比較的低コストで、専門知識が少なくてもオリジナルショップが作りやすいのが魅力です。
デザインの自由度もそこそこあり、機能追加も容易。個人や中小企業に人気です。
「自分のブランドを表現したいけど、手軽に始めたい」という方におすすめ。
特に海外展開も視野に入れているのであれば、Shopify一択です。

オープンソース型ECサイト (例: EC-CUBE)

無償で公開されているソフトウェアを使い、自由にカスタマイズしてECサイトを構築する方法です。
非常に自由度が高いですが、サーバー管理や専門知識が必須。技術力のある方向けです。

パッケージ型ECサイト

ECサイト用ソフトウェアを購入し、自社サーバーで運用します。
機能が豊富でカスタマイズも可能ですが、初期費用が高めです。
中~大規模向けです。

フルスクラッチ型ECサイト

完全にオーダーメイドでゼロからECサイトを開発します。
究極の自由度ですが、莫大な費用と時間が必要です。
大企業向けです。

ECの選び方の7つのポイント

ECの選び方の7つのポイント 1予算 2必要な機能 3デザインの自由度 4専門知識の有無 5集客戦略 6将来の拡張性 7サポート体制

  1. 予算
  2. 必要な機能
  3. デザインの自由度
  4. 専門知識の有無
  5. 集客戦略
  6. 将来の拡張性
  7. サポート体制

あなたに最適なプラットフォームを選びましょう。
迷ったら、まずは無料プランのあるASPカートから試してみるのも1つです。

EC販売の始め方9ステップ

EC販売を始めるための具体的なステップを、分かりやすく9つにまとめました!
これに沿って進めれば、あなたもECオーナーです!

1.何を売るか、どんなECにするか決める(商品・コンセプト決定)

「売りたいもの」と「売れるもの」を見極めましょう。
誰に(ターゲット顧客)、どんな価値を届けたいか(お店のコンセプト)を明確にしましょう。
ペルソナ設定も有効です。

2.計画を立てる(事業計画策定)

売上目標や必要な経費、資金計画などを具体的に立てましょう。
無理のない計画が成功の第一歩です。

3.ECを作る(ECサイト構築・プラットフォーム選定)

あなたに合った方法でECサイトを形にしましょう。
ASPカートなら、アカウント登録、基本情報設定、商品登録、デザイン設定、テスト注文といった流れです。

4.必要な許可・届出を確認する

中古品を扱うなら「古物商許可」、手作り食品なら「食品営業許可」が必要です。
扱う商品によって必要な許認可を確認し、手続きを進めましょう。

5.お金のやり取り方法を決める(決済方法導入)

クレジットカード決済、コンビニ決済、銀行振込、代金引換、キャリア決済、後払い決済、ID決済など、お客様が利用しやすい決済方法を複数導入しましょう。
決済代行会社との契約が一般的です。

6.商品をどう届けるか決める(配送方法選定・物流構築)

ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便などから、商品のサイズや特性、送料を考慮して配送方法を選びましょう。
丁寧な梱包も忘れずに!

7.ECのルールを明記する

「特定商取引法に基づく表記」(事業者情報、返品条件など)はECサイトに必須です。
合わせて「プライバシーポリシー」も用意しましょう。

8.お客さんをECに呼び込む準備(集客準備)

SEO対策、SNS運用、Web広告、ブログ作成など、ECを知ってもらうための準備をしましょう。

9.いよいよECオープン!(開店・運営開始)

開店後も、受注処理、梱包発送、顧客対応、在庫管理、サイト更新、集客活動など、日々の運営が大切です。

EC販売にかかる費用とは?

EC販売にはどれくらいお金がかかるのでしょう?
大きく分けて「初期費用」と「運営費用」があります。

初期費用(最初に一度かかるお金)

ECサイト構築費用

ASPカートなら無料~数万円、制作会社に頼むと数十万円~数百万円。

商品仕入れ費用

販売する商品を仕入れるお金。

設備費

パソコン、プリンター、撮影機材など。

運営費用(継続的にかかるお金)

プラットフォーム利用料・販売手数料

月額数千円~数万円+売上の数%などが一般的です。

決済手数料

売上の3~5%程度が目安です。

サーバー代・ドメイン代

オープンソース利用時や独自ドメイン利用時にかかります。

梱包材費・配送料

商品を送るために実費がかかります。

広告宣伝費

集客のために広告を出す場合に必要です。

EC販売の費用を抑えるコツとは?

無料または低コストのASPカートを選ぶ、自分でできることはやる、固定費より変動費を意識する、無料の集客ツールを活用ことがECの費用を押さえるコツです。

EC販売で成功するための秘訣!

ECサイトを開店しただけでは、商品はなかなか売れません。
成功のためには、いくつかの大切なポイントがあります。

魅力的な商品ページを作る

高品質な写真・動画

商品の魅力が一瞬で伝わる、明るく鮮明なビジュアルが必須です!
様々な角度から、使用シーンも想像できるように。

心を掴む商品説明文

お客様が「欲しい!」と思うような、商品の特徴だけでなく、使うことで得られるメリット(ベネフィット)を伝えましょう。

お客様の声(レビュー)を活用

実際に使った人の声は、何よりの信頼材料です。
レビューを集める工夫も大切です。

効果的に集客する

SEO対策

検索エンジンでECを見つけてもらいやすくする対策の基本です。

SNSマーケティング

InstagramやXなどでファンを増やし、ECの情報を発信します。

Web広告

リスティング広告やSNS広告で、ピンポイントにターゲットへ訴求します。

コンテンツマーケティング

ブログなどで役立つ情報を提供し、信頼と興味を育みます。

お客様を大切にする(顧客対応・CRM)

迅速で丁寧な問い合わせ対応

お客様の不安や疑問に誠実に対応することが信頼に繋がります。

リピーターを育てる

サンクスメール、ポイント制度、限定クーポンなどで、「また買いたい」と思ってもらえる工夫が大切です。

データを見て改善する(PDCAサイクル)

アクセス数や購入率などのデータを分析し、計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Act)を繰り返しましょう。

「お店らしさ」を打ち出す(ブランディング)

お店のコンセプトや世界観を明確にし、一貫したメッセージを発信することで、お客様の心に残る独自のブランドを築きましょう。

ルールを守る(法律・規約遵守)

特定商取引法や景品表示法、著作権法などを守り、クリーンな運営を心がけましょう。

EC販売 Q&A:よくある疑問を解決!

Q. EC販売は儲かる?
A. やり方次第で可能性はありますが、簡単ではありません。
情熱と努力、そして戦略が不可欠です。

Q. 個人や副業でもできる?
A. はい、可能です!会社の就業規則確認や確定申告は忘れずに。

Q. どんな商品が売れる?
A. ニッチな商品、オリジナル商品、リピートされやすい消耗品などが比較的相性が良いです。
大切なのは「どう売るか」。

Q. 資格やスキルは必要?
A. 必須の資格はほぼありませんが、パソコンスキル、商品知識、コミュニケーション能力、文章力などがあると有利です。
学び続ける姿勢が大切です。

Q. 在庫は必要?無在庫販売は?
A. 在庫を持つ方法と、持たない「無在庫販売(ドロップシッピングなど)」があります。
それぞれメリット・デメリットがあるので、自分に合った方法を選びましょう。

EC販売で夢を叶えよう!

EC販売は、あなたのアイデアや情熱を形にし、多くの人々に価値を届けられる素晴らしい手段です。

この記事が、その第一歩を踏み出すための羅針盤となれば幸いです。
変化を恐れず、お客様を想い、楽しみながら、あなただけのECサイトを育てていってください。

応援しています!

越境ECの始め方についてはこちらの動画をご覧ください!

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