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LinkedIn広告「スポンサードコンテンツ方式」で既存投稿を広告として活用する方法

LinkedIn「スポンサードコンテンツ方式」で既存投稿を広告として活用する方法

執筆者

Lucy

プロフィール詳細

中国ビジネスのクライアントをサポート、翻訳やCRMなどカスタマーサービスだけでなく、Shopifyプロジェクトに取り組み、ウェブサイトの作成、デザインを担当、現在は広告運用(PPC)チームで活躍中。

LinkedIn広告は、B2Bの意思決定者にリーチするための非常に効果的なチャネルです。業種・職種・企業規模など、精度の高いターゲティングを活かして、リード獲得やブランド認知の強化が可能です。

本記事では、LinkedIn広告の中でも「スポンサードコンテンツ方式(既存の投稿を広告として配信する手法)」に焦点を当てて、その効果的な使い方と活用例をご紹介します。

LinkedIn広告 スポンサードコンテンツ方式とは?

スポンサードコンテンツ方式とは、既存のオーガニック投稿(自然投稿)をそのまま広告として配信する手法です。投稿がすでに持つエンゲージメントを活かしながら、フォロワー以外の新しいターゲット層にも情報を届けられる点が特徴です。

LinkedInのキャンペーンマネージャーを使えば、職種や業界、企業規模、スキルなどを基準に、広告の配信対象を非常に細かく設定できます。

LinkedIn広告 スポンサードコンテンツ方式の主なメリット

  • オーガニック投稿以上のリーチを実現
    通常の投稿では届かない層にリーチでき、新たな見込み顧客との接点を作ることができます。

  • ブランドの信頼性向上
    広告として配信されても、自然な投稿形式で表示されるため、閲覧者にとって違和感がなく、信頼感や親近感を得やすくなります。

  • リターゲティングと連携可能
    スポンサードコンテンツへの反応データ(クリック・いいね・シェアなど)を活用して、次の段階のキャンペーンに活かすことができます。

LinkedIn広告 スポンサードコンテンツ方式を成功させるポイント

1. パフォーマンスの高い投稿を選ぶ

まずはオーガニック投稿の中から、反応が良かったもの(いいね・コメント・シェアが多かった投稿)を選定しましょう。その投稿を広告として配信することで、さらに広い層に響かせることができます。

2. 明確なCTA(行動喚起)を設ける

「詳細はこちら」「資料をダウンロード」「お問い合わせ」など、ユーザーが次に取るべきアクションをはっきりと示すことで、広告効果を最大化できます。

3. 適切なターゲティングを設定

LinkedInでは職種、業界、スキル、企業の従業員規模など、きめ細かなセグメンテーションが可能です。ターゲットを絞ることで、無駄のない広告配信が可能になります。

4. 配信期間と予算の最適化

長すぎず短すぎない、適切な配信期間を設定しましょう。途中でパフォーマンスを確認し、成果が低下している投稿は差し替える判断も必要です。

5. 投稿形式をテストしてみる

画像付き投稿、テキストのみの投稿、動画など、様々な形式を試すことで、どのフォーマットがもっとも効果的か見極められます。

LinkedIn広告 スポンサードコンテンツと他の広告形式の使い分け

スポンサードコンテンツはブランド認知や既存ユーザーとの関係強化に適しています。自然な投稿スタイルで広告を展開できるため、受け入れられやすいのが特徴です。

一方で、リード獲得などより明確な成果が求められるキャンペーンには以下のような広告形式も効果的です:

  • リード獲得フォーム広告:LinkedIn上で完結するエントリーフォーム付き広告。デモ申し込みや資料請求に最適。

  • ドキュメント広告:複数のサービスを紹介したいときに効果的。

  • メッセージ広告:見込み顧客の受信箱へ直接アプローチ。個別対応が必要な内容に。

LinkedIn広告 ファネル施策と組み合わせて活用

スポンサードコンテンツをファネル型の広告戦略と組み合わせると、さらに高い効果が期待できます。

  1. 成果の良い投稿をスポンサードして、上層ファネル(認知)を広げる

  2. そのエンゲージメントデータを活用して、リターゲティング広告で中・下層ファネル(検討・獲得)へつなげる

  3. 常に1〜2本はスポンサード投稿を回し続ける「常設型キャンペーン」を展開する

このようにすることで、広告接触のフェーズごとに異なるメッセージを届けられる一貫性のあるマーケティングが実現します。

LinkedIn広告 どんな投稿をスポンサードすべきか?

スポンサードできる投稿は、企業アカウントだけでなく、社員や経営者、クライアント、パートナー企業などの投稿も対象となります。

たとえば:

  • 経営者が語るビジョンや会社の方向性

  • 顧客との成功事例(ケーススタディ)

  • パートナーとの協業を紹介する投稿

特に個人アカウントからの投稿は「人」からの発信として信頼性が高く、エンゲージメント率も高い傾向があります。

LinkedIn広告「スポンサードコンテンツ方式」まとめ

「スポンサードコンテンツ方式」は、すでに反応の良いオーガニック投稿を活かしながら、戦略的に広告として再活用できる優れた手法です。自然な形でリーチを広げ、見込み顧客との信頼関係を構築する第一歩として非常に有効です。

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