海外マーケティングブログ

「現場から始まる越境EC支援」| 野球練習器具メーカー・フィールドフォース様の挑戦に伴走を始めました

FF越境EC支援の“原点”に迫る「現場から始まる越境EC支援」アメリカ市場に挑む理由 株式会社フィールドフォース様

執筆者

川﨑 玲奈 / Reina Kawasaki

プロフィール詳細

はじめに

こんにちは!世界へボカンの川﨑です。普段は、海外向けのマーケティングや越境ECの支援に携わっています。
この記事では、私たちが、クライアントとどのように向き合っているのかを、実際の支援事例を通してご紹介します。


「ボカンはどんな支援スタイルなの?」「本当に自分たちのことを理解してくれるのかな?」
そう感じていらっしゃる方に向けて、私たちの支援のかたちをお伝えできればと思っています。

今回ご紹介するのは、野球練習器具メーカー「株式会社フィールドフォース」様。


フィールドフォース本社の入り口の写真

アメリカ市場への本格展開を見据え、越境EC支援のパートナーとしてご一緒することになりました。

第一歩として、千葉県柏市にある本社・練習場を訪問し、製品開発の現場やブランドの背景に直接触れる機会をいただきました。
オンラインだけでは見えない、彼らの熱意や工夫、そして「なぜアメリカへ挑戦するのか」「どんなお客さまに届けたいのか」という文脈を知ること。

これは私たちが支援をはじめるうえで、最も大切にしているプロセスのひとつです。
今回は、GHマネージャーの村雲と川﨑の2名で現地に伺い、その様子をYouTube動画にもまとめました。

 

本記事では、現場で感じたフィールドフォース様の魅力や、
越境EC支援における私たちの“向き合い方”について、実体験を交えながらお伝えします。

こんな方におすすめ

  • ものづくりに真剣に取り組んでいて、本当はもっと価値を伝えたいと考えている
  • 一緒に悩み、伴走してくれるパートナーを求めている方
  • 自分たちの背景や想いを、丁寧に理解しようとしてくれる人と仕事をしたいと感じている方
  • 広告運用やテクニックだけでなく、もっと本質的なブランドの伝え方・届け方に向き合っていきたい方

目次

1. なぜ、現場へ行くのか?– ボカンが大切にしている支援のスタート地点

越境ECや海外マーケティングの支援では、ヒアリングやデータ分析はもちろん大切です。
でも、私たちがもっとも大切にしているのは、現場に足を運ぶことです。

Zoomやスライドでは伝わりきらない
・製品を手にしたときの感触や
・現場に流れる空気
・お話を伺う中での目の輝き
そういったその場にいないと感じ取れないものを、肌で受け取ることができるからです。

オンラインでも、ある程度の情報や熱意は伝わります。

でも実際に足を運ぶと、「ああ、この商品ってこういう背景で作られてるんだ」と体感し、理解できる瞬間がたくさんあります。

たとえば、
「この商品は、こんな人に届けたいんです」
「こういう場面で役に立てたらうれしいんです」
そんな想いを、目を輝かせながら語ってくださるお姿を見て、私たちも自然とその熱量に引き込まれていきます。

フィールドフォース大貫さんグローブについて語る写真

そうした熱量に触れることで、製品やブランドの背景が立体的に見えてくる。
結果として、言葉の選び方や支援設計も、より解像度高く、納得感を持って考えられるようになります。

だからこそ私たちは、「まず、知ろうとすること」から支援を始めます。
それは施策の前に、想いの背景に触れることを何よりも大切にしているからです。

そういう熱量に触れることで、もっと深く商品を理解できたり、ブランドの背景や価値を、自分の言葉で語れるようになる気がします。

そして、そうやって「知ってから支援する」ことを、私たちはすごく大切にしています。

2. フィールドフォース様との出会いと、初回訪問で感じた想いと未来へのビジョン

フィールドフォース様との出会いは、「アメリカ市場に挑戦したい」というご相談から始まりました。
野球練習器具というカテゴリで、日本国内ではすでに高い評価を得ている同社。

フィールドフォーススローガンの写真

でも海外展開は、これから本格的にチャレンジしていくフェーズ。
「どんな市場で、どんなお客様に届けていきたいのか?」
「そのために、どんな価値をどう伝えるべきか?」

その答えを一緒に見つけていくために、まずは現場へ足を運ばせていただきました。

柏の葉にある本社と練習場には、製品づくりにかける熱意と工夫、そして「野球がもっと楽しくなる道具を届けたい」という想いが、空間全体にあふれていました。

フィールドフォース開発施設の写真

創業者である大貫さんは、
フィールドフォースという社名に「現場(フィールド)で活躍する人たちの“力=フォース”になりたい」という想いを込めて、今から19年前にこの会社を立ち上げました。

最初は野球用具の製造・販売からスタートしましたが、単に道具を届けるだけではなく、野球ができる環境自体を変えたいという強い志がありました。

たとえば、日本では「野球ができる場所が少ない」「子どもたちの時間が限られている」といった課題があり、そうした制約の中でも一人で練習できるような器具を開発することに力を入れてきたそうです。
フィールドフォース大貫様インタビューの様子

練習が楽しくなり、努力が成果につながる。そんな前向きな循環を、野球を通して子どもたちに届けたいという想いが、フィールドフォースの原点にあるのだと感じました。

そして、社員の鎌田さんからもこんな言葉がありました。
フィールドフォース社員鎌田さんインタビューの様子

「野球に対して悩みを抱えている方や、練習環境に不安を持っている方に商品を届けて、
その悩みを解消し、最終的にはその方の“野球の結果”にアプローチできたら嬉しい」
「文化や練習環境が異なるアメリカでも、現地の方々の声に耳を傾けながら、その課題に寄り添っていきたい」

現場を見て、想いを聞いて、製品に触れて。その時間の中で、「このブランドには、きちんと届いてほしい未来がある」と、私たちも強く感じました。

だからこそ、単なる海外展開ではなく、一緒にその未来をつくっていく支援にしたいと、心から思っています。

3. 動画撮影の裏側 | 商品に触れて理解した彼らが伝えたいこと

今回の訪問では、単にお打ち合わせをするだけでなく、実際に製品を体験しながら動画を撮影させていただきました。

フィールドフォース様ボカン社員村雲が練習器具を体験

限られたスペースでも練習ができる製品など、
どれも「こういうの、子どもたち喜ぶだろうな」と思えるような工夫にあふれていました。

4.ただの外注先ではなく、チームの一員として

今回の訪問では、実際にフィールドフォース様の練習場に足を運ばせていただき、その場で商品を体験し、開発のお話をじっくり伺う機会をいただきました。

こうして現場に行き、商品に触れ、作り手の想いを聞くことは、ボカンの支援において欠かせないプロセスのひとつです。
私たちは、「わたしたちから一歩踏み込む」というスタイルを大切にしています。


資料を読み込む、ヒアリングする——それだけでなく、
相手が伝えようとしている“その先”まで受け取る努力を常に意識しています。

なぜなら、ボカンが支援するクライアントの多くは、
ものづくりに対して強い想いやこだわりを持ち、それを“誰に届けたいか”まで考えている方たちだからです。

そして、不思議なことに、そういった方々と深く話していく中で、
「この人に届けたいんだろうな」「この価値をこう伝えるべきだな」という像が、自然と私たちの中でも明確になっていきます。

5. これからの挑戦に向けて | 越境EC支援のスタートラインに立って

 

今回の訪問は、越境ECに取り組むうえでの重要な訪問でした。 これから、アメリカ市場に向けてどのように価値を伝えていくか。

どんな人に、どんな場面で、どう使ってもらいたいのか。 一緒に言語化し、届け方を設計していくフェーズが本格的に始まります。

フィールドフォース様には、すでに日本国内で多くのユーザーに愛されている製品と、それを支えてきた技術と想いがあります。

けれど、海外に届けるとなると、そのままでは伝わらないことも多くあります。 文化、価値観、使用シーン、競合環境、物流や返品の仕組み。私たちはそれらをひとつずつ紐解きながら、伝わる形へと整えていく役割を担っていきます。

そして何より、「誰のために」「どんな体験を提供したいのか」というフィールドフォース様の軸が、今回の訪問でしっかりと見えてきました。

このブランドには、届けるべき未来があります。 だからこそ、私たちも表面的な施策やノウハウだけではなく、その背景にある「想い」や「設計思想」まで汲み取って支援していきたいと、あらためて感じました。

海外展開は、簡単ではありません。 けれど、日本で愛されている製品が、日本を越えて必要とされる瞬間は、何にも代えがたい喜びがあります。

ここからが本番です。 私たちも伴走者として、チームの一員として、フィールドフォース様の挑戦を一緒に進めていきます。

6. 最後に | クライアントの現場に行くことは、私たちの原点です

 

フィールドフォース大貫さんとボカン社員の話している写真

支援のはじまりに、現場を訪れる。これは私たちにとって、当たり前であり、原点です。

今回のフィールドフォース様との出会いを通して、改めて実感したのは、 「想いのあるブランドには、必ず伝えるべきブランドストーリーがある」ということでした。

そして、これはただヒアリングシートを交わしただけでは見えてきません。実際に商品に触れ、現場で声を聞き、五感で感じて、はじめて言葉にできるようになるのだと思います。

越境ECは、国も文化も越えていくからこそ、伝え方に工夫が必要です。 けれど、それを怖がる必要はありません。 ブランドとお客様の間をつなぐ橋渡し役として、私たちが全力でサポートしていきます。

この記事を読んで「自分たちも一歩踏み出してみたい」と感じてくださった方がいたら、ぜひお気軽にご相談ください。
一緒に、その想いを、世界へ届けていきましょう。

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