海外マーケティングブログ

米国向け越境ECでShopify × AI(エージェンティック)コマースがはじまっている!

執筆者

徳田 祐希 / Tokuda Yuki

プロフィール詳細

世界へボカン株式会社 代表取締役
イギリス留学を経て、海外WEBマーケティングを行う企業に入社。外国人マーケターと共に海外WEBマーケティングチームを牽引する。特に英語サイトのSEOに精通し、東京だけでなく、新潟、京都、大阪、名古屋、福岡等、日本全国を飛び回り、クライアントと膝を突き合わせ、WEBコンサルティングを行うスタイルを得意とする。海外WEBコンサルティングで、アフリカ向け中古車輸出企業の売上を30億円から1000億円に導く等、中古車輸出、製造業、不動産関連のプロジェクトで数多くの実績を残す。2014年8月に世界へボカン株式会社を設立。

アメリカでShopify × AI(エージェンティック)コマースがはじまっている

「検索1位」を目指していた時代が終わり始めています。米国では既に、“人”ではなく“AI”が商品を比較し、推薦し、購買する時代が始まっています。

実際に弊社の伝統工芸品を海外に販売するクライアントでは、AI検索・AIエージェント経由の売上が、全体の約5%を超え始めています。更にここから売上は増えていくことが予想されます。

日本では2026年5月時点では実装されていないですが、世界中でAI経由の情報収集が激増している今、エージェンティックコマースは間もなくやってくると考えられるでしょう!

エージェンティック・コマース(Agentic Commerce)とは、AIエージェントが人間の代わりに自律的かつ自動的に商品の検索、比較、そして購買の実行(決済)までを代行する次世代のEC(電子商取引)の仕組みのことです。

「Agentic(エージェンティック)」とは「代理主体性のある、自律的に動く」という意味。これまでの「人間が操作し、AIがおすすめを出す」という関係から、「人間が指示を出し、AIが自ら考えて行動する」という関係への大転換を意味しています。

私たちは英語圏の越境ECのデジタルマーケティングに特化しているため、多くの越境ECのデータを持っているのですが、だいたい英語圏向け越境ECの4~5割くらいの売上が米国経由です。

つまり、全体の5%の売上というのは米国での売買の10%に相当します。既に米国では10人に1人がAI経由で商品を購入しているということになります。

Shopifyの管理画面でSlaes Channel>>Agenticというボタンをクリックすると、

直近30日間で、ストアフロントにAI経由でどれくらいアクセスが来ており、いくら売れているのかを把握することができます。

米国でのAI経由の売買は更に広がるため、越境ECに取り組む方は欠かせない施策になりますし、日本国内でも対策しておいて損はありません。

具体的には・・・
・AIに自社の商品・ブランドを正しく理解してもらう
・ユーザーの質問を起点にコンテンツを設計する
・FAQ、比較、事例、レビューを体系的に整える
・構造化データと信頼性でAIに選ばれる存在になる
といったことが重要になってきます。

 Shopify Agentic Commerceでできること

現在のShopifyでは、Shopify Knowledge Baseを通してFAQや商品情報を整理・蓄積することで、AIが商品を理解しやすい状態を構築できます。

SEOツールであるAhrefs Brand Radarなどを活用し、AI検索上でのブランド露出や引用傾向、ユーザーの検索ニーズを分析することで、AIに推薦されやすいFAQや比較コンテンツを整備できます。

Brand RadarとShopify駆使すれば、自社の製品にまつわるユーザーの疑問、お悩み系プロンプトを把握し、その回答を格納して先回りをしていくことでShopifyの中でLLMO/GEO(AI検索最適化)ができるようになります。

日本の伝統工芸品こそAIコマースの時代に越境ECに挑戦するべき

従来のSEOが「検索エンジン最適化」だったのに対し、今後は「AIに理解・推薦されるための最適化(LLMO/GEO)」が重要になっていきます。

そんな世界線だからこそ、きちんと日本企業はどういったこだわり、想い、歴史がある製品を作っているのか、どんな方に喜んで頂いているのかをしっかり言語化し、英語で発信していくべきです。

私たちが支援させて頂いている岡山デニムの越境ECプロジェクトでは、ファウンダーである濱本氏のデニムの経年変化へのこだわりや想いを言語化しました。

また海外のデニムファンに選ばれている理由を実際に購入してくださっている海外のお客さまにインタビューし、越境ECサイト上で強みやこだわりを可視化したことで海外での売上を大幅に伸ばすことに成功しました。

これまではそういったこだわりや情緒的な情報はサイトに訪れたユーザーの成約率(CVR)を向上させるための守りの施策でした。しかし、こだわりや想いが生成AIに拾われ、サジェストされるようになれば、AI経由で購買される攻めの施策にもなり得ます。

今、日本企業がやるべき3つのこと

① 商品情報・FAQを英語で整理する

AIが理解できる状態を作る

② 比較・レビュー・事例を蓄積する

AIが推薦理由を説明できるようにする

③ ブランドの思想・歴史を言語化する

“なぜ選ばれているか”をAIに学習させる

これらを一つひとつ実践していくことで、海外のユーザーがAIに、「経年変化が楽しめる日本製デニムを探して」と聞いた時、AIがブランド比較を行い、Shopify上の商品情報・FAQ・レビュー・ブランドストーリーを元に、商品を推薦する世界が実現できます。

米国では、既にこれがダイレクトに売上に繋がっています。

これからは 「検索される」から「AIに推薦される」時代へ。

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