対談
マルチジャーニー広告について | マーケティング×生成AIの今とは!? | オプト 野嶋氏
- 2026.04.15

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マルチジャーニー広告について | マーケティング×生成AIの今とは!? | オプト 野嶋氏
対談動画
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この記事では、マルチジャーニー広告についてそしてAIクリエイティブ事情についてのテーマにお話します。
【株式会社オプト プラットフォームサクセス本部 専門役員 野嶋友博氏】
株式会社オプトのサイトはこちら【世界へボカン株式会社 代表取締役 徳田 祐希】
「日本の魅力を世界へ届ける」というミッションのもと、日本企業の海外進出支援に特化したデジタルマーケティングを18年以上にわたり手がける。越境ECのプロジェクトでは年商を34億円から1000億円まで成長させるなど、数多くの企業のグローバル展開を成果に導いてきた。書籍を2冊出版。『はじめての越境EC・海外Webマーケティング』、2025年4月に新しい書籍『越境EC&海外Webマーケティング“打ち手”大全 インバウンドを契機に世界を狙う 最強の戦略 91』を出版。また、1万二千人超えのYouTubeチャンネルで海外Webマーケティングに関する情報を発信する。
株式会社オプト プラットフォームサクセス本部 専門役員 野嶋友博氏の紹介
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世界へボカン株式会社 徳田祐希(以下:徳田)
こんにちは、世界へボカンの徳田です。
本日はまず、オプトの野嶋さんに「マルチジャーニー広告について」お話を伺いたいと思います。よろしくお願いします!
簡単に自己紹介をお願いします。
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株式会社オプト プラットフォームサクセス本部 専門役員 野嶋友博氏氏(以下:野嶋氏)
株式会社オプトの野嶋友博と申します。
私が2015年で新卒でオプトに入社しておりまして、今年で10年目になるという年なんですけれども、入社して一貫してずっとインターネット広告を担当してきており、現在では広告事業全般のプラットフォームサクセス本部という組織があるんですけれども。
そこのスペシャリストポジションとして、日々いろんなお客様のアカウントの改善のご提案から実際に広告運用に携わることもありますし、またそうした難しいAI化していく広告のアルゴリズムの探求というところについても、結構広めに責任を持ちながらやっている活動をしております。
本日はよろしくお願いします!
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徳田
最近野嶋さんを見ない日はないぐらい、SNSにとても露出しているイケメン野嶋さんです(笑)
では早速……マルチジャーニー広告って何なんでしょうか?
マルチジャーニー広告とは?
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野嶋氏
実はそんな言葉はないんですけれども、勝手に私が作った造語でございまして。
インターネット広告っていろんなやり方があって、たぶん徳田さんのご支援されているお客様もMetaが多いんですかね?
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野嶋氏
Google広告とかが多いと思っていまして、実際にKPIとしては購入とか売上、ROASとかで追われることが多いですか?
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徳田
あとはその手前の会員登録。
海外だと初回購入しないので、少し検討期間があったりするので。
まずは会員登録していただいて、自分たちのブランドについて知っていただくだったりのステップを大事していますね。「会員登録をするとクーポンを付与するよ」だったりとメリットをお伝えして、海外のお客さんもブランドのことを知りたいし、活用事例も知りたいしというのがあるので。
こちらが用意したコンテンツをこちらが意図したようには見ないので、メールマガジンだったり、ちゃんとステップ踏んでお伝えしてみたいなところ。
ブランド理解を深めながら購買につなげてます。
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野嶋氏
知りませんでした。
F1の前にF0が0.1、0.2、0.3、0.5みたいな。
ステップがあるんですね。このようなジャーニーって、結構お客様、あるいは国によっても変わってくると思っていまして。
そのジャーニーが日本においても、結構変化していますという話がスライドをお送りさせていただくんですけれども。
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野嶋氏
よくあるのが、今までのおっしゃっていただいた認知から実際に比較検討をしていって、動機を上げていきながら最終、初回の購入、継続というような。
そういう上から下の購入行動ってよくあると思うんですけれども。
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野嶋氏
昨今の行動って、それが巡り巡って「これっておもしろいのかな?」「これって良いのかな?」「よしこれにしよう」でもやっぱり……というものが結構ぐるぐるするという。
これはGoogleさんが提唱した「バタフライサーキット」というモデルなんですけれども。探るという行動と固めるという行動をぐるぐる行き来しながら、突発的なきっかけがあって購入する。
これはパルス型消費行動と言われていまして。そうなると、その瞬間たとえばInstagramの広告を見ていただいて、クリックしていただいて、購入していただくというところは海外でも難しいですよね?
日本でも難しくなってきていますというところが昨今の消費行動としてあるというところです。
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野嶋氏
ゆえにそれらをどのようにしてジャーニーを捉えながら評価していき、PDCAを回していくのかというところがいわゆるマルチジャーニー広告という文脈になっている形です。
Instagramプロフィールの役割とIPPOの重要性
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野嶋氏
たとえばなんですけれども、今Meta広告という話があったので、Metaに絞った紹介をさせていただくんですけれども。
「広告接触しましたね」という中で、その後ランディングページにクリックしていって購入します。これがいわゆる今までの上から下と言いますか。
ダイレクトプロモーションの考え方です。
一方でInstagramなので、そのアカウントには多くの場合はInstagramアカウントが紐づいている。なのでLPに遷移せずにアイコンとか、アカウント名のところをクリックするとInstagramの方に飛びます。この導線って今、無視されているんですよね。多くの場合。
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徳田
広告がInstagramのところに出ていたとしても、アイコンをクリックしたりしたらプロフィールに行ったりとかしちゃう、と?
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野嶋氏
そうです。
ただそのプロフィールを見てもらう行動って、先ほどの通り会員登録に近い。
一歩手前の行動というところと同じと思っていまして、これをどう評価しますか?もそうですし、あるいは広告を見ました。でもクリックしませんでした。その後、後日Google検索で入ってきてくれてとか、実際にサービス名とかブランド名を指名検索してくれてとかっていうケースも、意外とそこまで考慮されずにクリックされて初回購入されたかどうかだけをKPIにされているケースが非常に多いという話で。
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野嶋氏
よくあるのがメタ広告。
あんまり購入つながらないので、1回止めてみようと止めてみたら指名検索経路とオーガニック経路がガッと減りました。「なんでなんですか?」という。それは貢献していたからなんです。
これをどう可視化するかというところが、いわゆるマルチジャーニー広告の考え方。
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徳田
確かに可視化する方法、知たいですね。
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野嶋氏
広告を見てInstagramアカウントに遷移してという、この導線についてまず紹介したいと思うんですけれども。
実はいくつか私が分析している中で、だいたいこれぐらいだろうという数字がありまして。
広告を見てプロフィールに来る人たちって、全体の広告へのクリックの2割ぐらいと言われているんです。LPが実は8割ぐらいしかなくて、残り2割はクリックはしてくれているんですけど、その遷移先がInstagramのアカウントになるという形なんですよね。
実はMeta広告って、Instagramアカウントを紐付けるケースと紐付けないケース、どちらも配信できるんですよ。
紐付けないケースってどこに行くかというと、Facebookページに行くんですよ。
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野嶋氏
せっかくこのブランドおもしろいかもと思って、インスタのプロフィールを見てみたい!……という動機でアイコンをクリックしたのに、Facebookページに飛んだときのあの体験って、結構厳しいものがあるのかなと思っていまして。
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野嶋氏
なのでまずはしっかりとInstagramアカウントを作りましょうというところは、よく言うことなんです。
一方で飛んだInstagramアカウントが投稿を何もしていませんとか、プロフィールも何もないですとかっていう状態だと、それも同様にお客様がせっかくブランドに興味を持ってもらって、知りたいという気持ちをないがしろにしてしまうので。
そこもしっかり整えましょうねというところがよくある話です。
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野嶋氏
ざっくりとそれを概念図として表したのが今映しているものなんですけれども、広告画像をクリックするとランディングページに行くんですけれども、アカウント名とかアイコンをクリックするとプロフィールにまず行きますねと。
いくつかあります。そもそものインスタアカウントというものは、皆さん触り慣れていると思うので、どこに何があるかというところは釈迦に説法かと思うんですけれども。
おもしろいのが、一番右のところでプロフリンクというものとCTAというもの 2つあります。
このプロフィールリンクはわかりやすいと思うんですよね。
1つだけリンク、URLが設定できます。
このURLにしっかりとたとえばGoogleアナリティクスのパラメーターとかをつけてあげることによって、このプロフィール経由で買われたのかどうか来てもらったのかどうかということを追うことができます。さらに右下のCTA。
Call to actionの略なんですけれども、これは広告をクリックしてプロフィールに来てくれたときのみ表示されるものなんです。
あんまり見ないと思っていまして、これってこれは広告のコンバージョンとして計上されるんです。
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徳田
そういうこと?なるほど。
まずアカウント名をクリックすると、通常のプロフィールのところに行きます。プロフィールのところのリンクをクリックした場合には、オーガニックに計上されるし、この下にこれが出てくるんですね。知らなかった……
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野嶋氏
ですよね。これ意外と知らないんですよ。
つまりこれはMeta社がプロフィールページを経由してサイトに来てもらうことを推奨している仕様の表れなんです。なのでこれを蔑ろにするということは、結構機械損失でフォローしてもらわなくても良いですと。
ただアカウントを見てもらってから、LPに来てもらうということってお客様にとっては実はものすごく理解深化や興味喚起につがるのではないか、というところがポイントです。
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徳田
確かに広告クリエイティブをストーリーとかで見て、良いなと思ってプロフィールに行って、おおむね見てこういう古着を扱っているのねで。
プロフィールとか広告をクリックして、サイトに行っていると思います。
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野嶋氏
ですよね。
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徳田
でも気づいてなかった、と。
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野嶋氏
皆さんたぶん無意識的にやっている行動で、もっと言うと、たぶん徳田さんが気づいていなかったということは、広告かどうか、もはやあまり意識していない行動だと思うんです。
何を投稿しているんだろうと、それって結構お客様にとってはそもそも広告が良いものだということがまずあって。広告色としてうざったいものではない、せっかくその気持ちになったものをもう1個後押ししてあげる設計にしてあげるのが大事なので、プロフィールをちゃんと充実させましょう。あなたが何者なのかというところですね。
投稿もしてあげましょう。他にはどういう商品とかコンテンツがあって、あるいはブランドとしてどういうフィロソフィーがあるのかとか、そのへんをしっかりと投稿としてまとめてあげると初回購入が促しやすかったり、あるいは初回購入に促せなかった。
使ったことはないけれども、あのブランド良いよねというファンにつながったりとか、よくあるのかなと思います。
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徳田
なるほど!
新しい戦略「IPPO」
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野嶋氏
実際にやってみてどうなの?というところもあるんですけれども、ここを整えるって結構ある種、見よう見まねでできてしまうんですけれども。
通常、我々がInstagramアカウントを個人用に、私、野嶋として作るものと、広告から来たときのためのインスタプロフィールの作り方ってたぶん違います。導線がそもそも違いますし、購買動機というものも違うので~というときにSEOってあるじゃないですか。
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野嶋氏
Search Engine Optimization。
あれのインスタ版というところで、Instagram Profile Page Optimization。頭文字を取ってIPPO。通称イッポという考え方があって、広告とオーガニックアカウントの連携の1歩目を踏み出しましょうというのは後付けなんですけれど(笑)
実際に広告から来てプロフィールに来てもらう。
このケースにおいて最適化されるアイコンは何かとか、フィード投稿は何かとか、名称あるいは実際の投稿は何かというところをしっかりと最適化していくということを我々は推奨しておりまして。全部語ると長くなっちゃうので本日は割愛するんですけれども、このあたりは広告用に最適化をすることがまず大事ですよということを本日持ち帰っていただけると良いのかなという。
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徳田
広告をやるときもちゃんとオーガニックのところとか、プロフィールの設定をちゃんとしなきゃいけないということですね。
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野嶋氏
おっしゃる通りです。
実際に事例という形なんですけれども、まったく投稿しておらず、広告だけに尖らせていったこのタイミング。
これはコンバージョンレートですね。実際にその後ランディングページに来てから、コンバージョンする率のところです。
先ほどのIPPOを開始して、ちゃんと投稿していきますとか、しっかりとアカウントの中身を充実させていきますとかってやってから、コンバージョンレートが18%程度まで上がっていってコンバージョン、つまり購買数。
初回購買も伸びていきましたよ。
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野嶋氏
というところがあったりするので、Instagramアカウントというものが充実していると、おそらくなんですけれども、購買意欲を高めることと同時にブランドへの信頼度も上がるということです。
ちょっとおもしろかったのが、自分でビジネスをやっている結婚式関連の事業があるんですけれども。
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野嶋氏
その導線ってランディングページに来てもらって、LINE公式アカウントに登録していただいて、そこでLINE公式アカウント上で初回のお申し込みをしていただけるという。
そういう導線なんです。最近おもしろかったのが、LINE公式アカウントのテストのために別のLINE公式アカウントの新設をしたんです。
かたやこっちは数万人の登録者がいて、こっちはまだ数十人しかいないLINE公式アカウント。
おもしろかったのが、InstagramにDMを届けてこのアカウントって御社の本物ですか?って来るんですよ(笑)
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徳田
偽アカウントもあるからですね(笑)
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野嶋氏
やっぱり複数のチャネルということをちゃんと運用していきながら、信頼性を確保していくということは改めて大事なんだろうなというところを感じましたね。
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徳田
確かにそうですよね!
オーガニックの投稿とか、プロフィールがちゃんと充電している方が安心しますよね。
海外だと店舗があるかとかっていうのが購買につながったりするんですよ。なので信頼はとてもコンバージョンに寄与するなという。
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野嶋氏
特にそうですよね。
看板が1つあるかどうかって、信頼がないと出せないと一緒で信頼がないとね。今は買えちゃう時代ではありますけど。一定フォロワーというものは信頼の証になってくると思うので、そのへんを充実させていくということは、広告にも当然効果があるというところは日本でも言えるかもしれないですね。
指名検索の見える化手法(Causal Impact・MMM・アスキング調査)
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野嶋氏
もう1個ありました。
今はInstagramアカウントの話をしたんですけれども、指名検索というところも結構あると思うんですよ。これってもはや広告をクリックしていないケースもある、インスタのプロフィールを見ていない可能性すらあるという中で、広告を見てから指名検索をしてということって結構今まで見える化が難しかったと思っていまして。
一方でいくつかの文脈で、これであれば広告の影響とか指名検索にどう貢献したのか語れるんじゃないか。
見えるんじゃないかというアプローチが3つありました。
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野嶋氏
1個が「コーザルインパクト」というもの。
名前はかっこいいんですけれども、私がノジマサプリというものを出しましたというときに、ノジマサプリというものが、広告を出稿していたタイミングでちゃんと検索が伸びているかどうかというものを前後比較するイメージですね。これが一番わかりやすいです。真ん中、MMM分析ですね。
CMとか広告とか、あるいは先ほどの店舗の看板を出しているタイミング、そうでないタイミングとかっていうものがいくつかやっているものがどれくらい貢献しているのかというところを、ある種時系列を見ながら統計解析していくアプローチがMMMです。
結構精緻に見えるんですけれども、やっぱりちょっと時間がかかるのとお金もかかってしまうというところですね。最後はアスキング調査というところで、これはシンプルで、指名検索して初回購入してくれたお客様に対して「どこで見たんですか?知ったんですか?」と聞いちゃうやり方です。
よく美容室とかに行くと、紙のアンケートとかがあると思うんですけど「どこで知りましたか?」と。あんなイメージになります。我々が最近特に注目しているのが、最後のアスキング調査です。
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野嶋氏
なぜかと言うと、ちょっと複雑な話ですけど、テクノロジーの進化によってプライバシー規制も結構進んでいる昨今。
ITPとかってあるじゃないですか。要は今まで通りデータがきちんと取得できなくなりましたというものですね。
なのでコンバージョンしましたというアナリティクスで、今まで取れていたデータログというものが消えてしまうということがあるので。コーザルインパクトもそうですし、MMMもそうなんですけれども、やっぱり見えていたものが見えなくなってしまう。
一方でアスキング調査は直接お客様に聞く話なので、消えようがないんですよね。
今の時代だからこそ、改めてアスキング調査というものを重要視していたりします。
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徳田
オプトさん、そこまでやってくれるんですね!
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野嶋氏
はい!
ただお客様を紹介してくださいと。
指名検索で来た方全員に対して、我々がインタビューするのでって無限に当然できるわけもないですし、データも渡したくないですし、お客様が協力するかどうかって当然ね。
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徳田
お時間の問題もあると思うのでね。
ビジュアルメジャーによる広告効果の可視化
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野嶋氏
そこで我々が今やっているのが、ビジュアルメジャーというソリューションなんです。
これが何かと申し上げると、サンクスページでアスキング調査をするというソリューションです。
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徳田
良いですね。
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野嶋氏
「何を見ましたか?」と実際に聞くだけではなくて「この広告を見ましたか?どうですか?」というものを実際の広告のクリエイティブのモノを出して、はいかいいえで取っていきます。
「YouTube広告を見ましたか?」とか「Yahoo!のこの広告を見ましたか?」あるいはLINEで出しているMetaで出している「見ましたか?」と「見たことがあるものがあれば教えてください」はい、いいえというものを。
たとえばですけれども、指名検索で初回購入していただいた後だけに出したりとかができるんですよね。
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野嶋氏
その結果、複数のチャネルがあった中で「Instagramを見ました」と。
フリー回答で回答していただいた場合は、Instagramが指名検索に効いていたということがわかるような。
そういう集計の仕方ができるという形です。
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徳田
確かに。
何の施策が費用対効果が高かったのかというのがわからないと、予算を投化すべきかわからないですもんね。直接コンバージョンだけじゃなくて、こういった寄与みたいなところ。
指名検索の増加の寄与ところも見れると。アフリカだとコーザルインパクトしか見てなかったですね。
もうタンザニアで、広告を止めたらタンザニアの指名が減ったぞみたいな。やっていたんですけど、やっぱりそうですよね。
アスキングですよね。
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野嶋氏
結構よくあるのが、MMM分析とかはすごく優れたソリューションでやっぱり必要なタイミングはしっかりと使うべきだなというふうに思っているんですけれども。
どうしても時間がかかってしまうというところがあって、ちょっと腰が重いケースとかがあったりする中で、これは本当にサンクスページにパッと出すだけなので。
そこは良かったりするというところと、あと物を出すというところが結構ポイントですね。たとえば美容室に行って「何で見ましたか?」というときに、Instagramで見ましたにチェックをつけるじゃないですか。
そのInstagramで見たというものが、広告を見たのか、オーガニックの投稿を見たのか、インフルエンサーの紹介を見たのかって気にしてもいないし覚えてもいないと思うんです。
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野嶋氏
なんですけれども、この投稿を見ましたか?と聞かれたら、見たかどうかって言えるはずなんですよ。
覚えていなければ覚えていない。
この物で見せるというところが実は精度を高めるために非常に重要な方法である。
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徳田
より精度高い施策を行っていくためには、具体で引いていくということですね。
なるほど。
結構、野嶋さん細かくやっているんですね。こういう内容、こういう相談、こういうのを可視化したいんだけどというのを、野嶋さんに相談したらやってくれるんですか?
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野嶋氏
はい。おっしゃる通りです!
オプトとしてそのあたりは、ソリューションも含めてご支援をさせていただくというところを日々進めております!
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徳田
今回、とても、確かにそうだなと思いました。
インスタを使っている側としての視点として、全然意識していなかったです。
越境ECにおけるAIクリエイティブの活用例
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徳田
それでは、マルチジャーニー広告という新しい概念を教えていただいたのですが、お次は2025年の秋z冬版、なんかFWみたいな感じのAIクリエイティブ事情のお話を伺いたいと思います!
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野嶋氏
AIはどうですか?
ご支援状況としては、どういう支援というか使われ方が多いんですか?
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徳田
海外のお客様に着ていただく動画というのとか、静止画が結構受けたりするんですよ。
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野嶋氏
なるほど。
それは国内のプロモーションではなくて、海外向けのプロモーションにおいて(日本人ではなく)別の国籍の方のモデルさんの着用画像を作りたいと?
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徳田
そうです。
日本人の方が着ているイメージよりも、海外の方が着ているイメージの方が自分が着たときのイメージが沸く、と。
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野嶋氏
現地の方に合わせたモデルさんを撮影するのは大変だけれども、AIで着用画ができるみたいな話ですね。
ECだとそこが大きいですよね。
商品の細かいローカライズみたいな。
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徳田
そこのローカライズとサイジングが合わないと返品になっちゃうんです。
イメージをちゃんと統一しておかないといけないというところで、AIの活用は大事だなと。
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野嶋氏
ありがとうございます。
私個人で今担当というか、実際に経営しているアカウントのAIクリエイティブ制作事情というところで、今1個数字を持ってきていまして。
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野嶋氏
これは、AIクリエイティブ。
アカウント全体におけるご利用金額があって、そのご利用金額の何%がAIクリエイティブに出したかということなんですけれども。5月時点で0%なんですよ。
それが6月16%、7月52%、8月71%、そして9月83%。
これは25年の。
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徳田
ほぼAIクリエイティブじゃないですか!
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野嶋氏
もう最近でほぼAIに取って代わられたというところが、このアカウントのクリエイティブ事情なんですけれども。
アカウント全体CPAのところも、順調にいったん改善してから落ち着いているというところで。
軸は実はないんですけれども、売上、コンバージョン数も右肩上がりで伸びているという。こういうアカウントになっていまして、AIクリエイティブさまさまだという。
そんな恩恵を授がっているアカウントになっています。
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徳田
これは広告の動画ですか?
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野嶋氏
そうですね、主に動画です。
Meta広告の動画のクリエイティブをやっていまして、今いくつか触れていたところで、まさにVeo3というところが非常に動画クリエイティブを作る意味で、革命を生み出しましたというところ。
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野嶋氏
最近だとSora2 OpenAIさんのものがVeo3のクオリティを上回っていて、てのひら返しが世の中で起きているというところがあったりするんですけれども。
これに加えて、同じくGoogleさんがローンチしたNano Bananaという画像生成の優れたもの。
これは9月、賑わせました。
意外と知る人ぞ知るというところで、snowってご存知ですかね?
音声を作る。楽曲を作るAIなんですけれども、このへんとかを合わせていくと、結構いろんなバリエーションのクリエイティブが作れるんですよね。もともと動く動画。しゃべる動画だけだったものが、高精度の静止画で自然なものを作れたり、そこに音声を加えることができたりというところの進化の中で私個人としてやってきたのがこの変遷ですね。
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野嶋氏
Veo3がリリースされた5月。
GoogleIOから翌月の6月にやってみてとか、あとはGoogleのGeminiを使ったGemというところで、結局誰に何をどう伝えるかという。クリエイティブ コミュニケーションの基本なので、誰に何をというところの訴求開発もAIで行えるようにしたり、Nano Bananaによって精度が上がって、先ほどのsnow4.5というところで結構精度が上がったような音声が作れるようになったところで、AIクリエイティブが画面ポートフォリオになりました……という形になっています。
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徳田
リリースごとにちゃんと試しているんですね。
ちゃんとそれが成果につながっているんだ……
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野嶋氏
基本的に即時で試せるように、私が個人でやっているアカウントの方は結構環境を整えてだったので。
実際にどんなことを試していて、どんな数字 成果につながったかというところを2、3、今回ご紹介させていただくと皆さんのためになるんじゃないかなと思っていまして。
Veo3とNano Banana、sunoの特徴と活用方法と活用事例紹介!
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野嶋氏
まず1つ目なんですけれども、先ほどおっしゃっていたVeo3のところで、Veo3というところは動画生成AIなんですけれども。
これまでの動画生成AIとの違いは、何はともあれ音声です!音声付きの動画が作れますというところになります。
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野嶋氏
これは実際に許可をもらって、Xとかでもシェアさせてもらっているエフェクトプロさんというところのアートメイク事業のクリエイティブなんですけれども。
この動画の、後ろのクリエイティブというものは、実はもともとあった動画の素材なんですよね。
この冒頭のこの少しのズレ、ここまでが全部AIという。
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徳田
ここまでがAIなんですね!?
言われないとパッとわからないです……
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野嶋氏
これがAI動画クリエイティブというところで、私、6月にこれすごいな Veo3と思っていて。
いくつか知り合いの経営者さんに連絡して、今 獲得好調なクリエイティブを動画で1本もらえないですか?というふうに伺って。
冒頭だけをAIで作り替えて、これを配信してくださいといったら軒並みちゃんと成果が出るんです。それがこのドラマ風のクリエイティブというようなところで、かなり革新的だったなという。
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徳田
確かにコンテンツ感がありますね。
広告感じゃなくて。
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野嶋氏
実際の成果のところもXでエフェクトブロを経営されている渡辺さんに投稿してもらったものなんですけれども。
実際に下の方が今までエフェクトプロさんが配信していた広告のリード数と単価に対して、1/3円で取れており。さらにこの方はステップLPというソリューションを使っておりまして。
最終の到達地視点までちゃんと見られたかどうかというところについても3.4倍というところで、動画を見た方でその後ランディングしてくれた方の方がやっぱり需要喚起がされているという。
動画そのものの価値というものも証明されたという。
そんな事例になっています!
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徳田
なるほど。
そこがAIだったんだみたいな……すごいですね!
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野嶋氏
これがVeo3を使ったものとしてやってきたんですけど、結構大変だったんですよ。
Veo3ってガチャゲーと言われているんですね。
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野嶋氏
たとえばなんですけれども、先ほどのように眉毛を書いている女性。鏡の前。
「このちょっとのズレ」というこのセリフを作るのに、2、30回チャージするんですよ。1発目をやってみたら、なぜかこっちの眉毛を書いているのにこっちも塗られているという。
そういう物理法則を無視した状況に(笑)次のシーンでは1カット目と2カット目の女性の服装が全然違ったりとか、いろんな違和感とかがある中でしっかりと作れたものというもので着地するまでに結構時間がかかるのと、一発の動画で8秒までしか作れないんですよ。
なのでこの8秒というものの、冒頭2秒をこのシーンに使って、こっちはこの2秒を使って編集でつなぎ合わせてとかってやると結構大変かなというところがあるんですが……
Veo3とSora2の実力比較とCPAの差
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野嶋氏
なんと2025年10月の序盤にローンチされたOpenAIさんのSora2では、ほぼ解消されていまして俄然使いやすくなっています!
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徳田
当たりクリエイティブが出てくるんですね!
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野嶋氏
ほぼ一発で違和感のないものが出てきまして。
それも試してみたものがあるのでお見せするんですけれども、同じプロンプトです。これは結婚式の事業なので、実際に結婚式で使っていただいた方々のインタビューというものを動画クリエイティブで再現したんです。
日々口コミとかお客様の声ってあるじゃないですか。
その声をなんとか広告クリエイティブに用いたいというときに、使ってもらって実際に良かったと言っているような、そういうインタビュー風をVeo3でやったもの Sora2でやったものなんですけど。まずVeo3の方を見ていただきましょう。
同じように冒頭のインタビュー3カットシーンというところが全部AI。これは成果が良かったです。
しっかりと獲得も取れて、やっぱりお客様の声が反映されているというところが身近に感じられて良かったんですけど、先ほどの通りちょっと時間がかかっているんですよね。何回もラリーしながらやっとできたという。同じプロンプトですよ。
同じプロンプトでSora2で作ったものがこちらです。
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徳田
正直Veo3はAIかがわかるんですよ。
でもSora2は……
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野嶋氏
このちょっとぼやけた感じの。
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徳田
より言葉がスムーズで。
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野嶋氏
そうなんです。
日本語の流暢さというところと、何より「うわー 本当に」というこのニュアンス、リアル感。
「結婚できるのかわからないけど、いやできる」ってこれ指示していないんですよ。
指示せずに勝手に掛け合いから想像して作り出すんですよ。
これはすさまじいなと思っていまして。
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野嶋氏
やってみたときに、これが成果なんですけれども。
上がSora2で下がVeo3のところで、半分ぐらい。
これはLINE獲得単価なんですけれども、CPAで取れていまして。やっぱりこのちょっとしたニュアンスの差。同じプロンプトで同じことをやらせるんですけれども、しっかりと差が出てくるなというところは本当にクリエイティブAIの進化というところは。
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徳田
すごいですね!
如実に体感しますね。進化を。
しかもすぐできる!
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野嶋氏
すぐできるという。
おそらく今後GoogleさんもVeo3.1が出ました。
Veo4、Veo5とできたときに、もっともっと良くなっていってというところの進化になるので、25年10月点でこのクオリティなので、26年とかになるともうほぼAIで完結できそうだなというところは肌感としても感じますね。
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徳田
野嶋さんのAIクリエイティブ率がもっと上がって、100%に!
すごいなあ、確かに。
こんなふうにできるのに、AI使ってないってありえないですよね。
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野嶋氏
そうですね。
AIを業務に用いるとか、あとはマーケティングに用とかっていうところは、もう今年に入ってからは各所で言われている中でどれだけ言ってもやっぱりせいぜい3、40%ぐらいの浸透率だと言われていたりするんですよ。
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野嶋氏
すごく頑張っている会社さんでも、でもってその多くが調査止まり、何かを調べるというタスク。
それだけでも十分効率化できるんですけれども、あくまでそれって効率化止まりなんですよね。でもクリエイティブって、その後の売上を生む装置なんですよ。
体験を作るというところなので、そこまで踏み込んで徹底的にやれると、目に見えてAIの効果って実感するようになると思うので。
そこまでしっかりとやっていきましょうというところを、いろんなお客様と会話しながら前に進めていきたいなというふうには思っていますね。
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徳田
これは野嶋さんに相談したら、どうやってAIを活用してクリエイティブを作っていくかみたいなのも?
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野嶋氏
はい。もちろんでございます。
お客様の中でそれを作る体制を構築するためのコンサルティングも行っていますし、当然オプト社にご依頼いただければそれを作って納品させていただき、配信まで進めさせていただきますというところのご支援も行っておりますので!
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徳田
僕らも教えてほしいです!
日本企業における生成AI導入のハードルとは?
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野嶋氏
ぜひぜひ!
徳田さんのところは教えるまでもないかなと思いますけどね。ちなみに逆に聞きたかったんですけど、日本で生成AIクリエイティブというものを使っていきましょう!教えますという話もそうですし、提案させてください。
納品しますよというところもそうなんですけれども、一番のハードルって何だと思いますか?
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徳田
使い始めること自体が一番のハードル?
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野嶋氏
そもそも最初の一歩ということですね。
実は許諾なんですよ。
その企業さん単位のAIを使うか使わないか、どこまで使うかというところのポリシー上の問題。許諾の問題というところがあって、やっぱり生成物というものって、まだリスクを感じられるお客様がいらっしゃったりとか。もっと言うと、何かに似てるんじゃないか、模倣になっちゃうんじゃないかみたいなリスクもそうですし、一方でそのAIで生成されたものによって誰かの雇用が奪われているのではないかという見方も当然があって。
いろんな見方の中で「これを使いましょうやりましょう」というものを許諾を取るのか、多くの日系企業のマーケティングに用ることの少しスピードが緩まっている要因になっていると言われていて。
その観点で特に中国をはじめとした海外はそのへんがハードルとしてはどちらというと低くめだというところで進めやすいと。
実際いかがですか?そのあたり。
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徳田
今ってアメリカに売っている越境ECって、実は中国がダントツにイケてるんですよ。
そういう意味もあって、日本で作っていないけど日本風のクリエイティブを作るとか、日本のロケーションを模倣した動画を作るとかってめちゃめちゃやっていて。そこの一歩踏み込むスピード感というのは中国が圧倒的ですね。
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野嶋氏
なるほど。
そういうお国柄というか、国単位の事情とかもあったりするので、日本でうまくいっているこのやり方が実は海外 越境ECでは一歩遅れていたりとかする。あるいは別の角度があったりとかすると思うので、そのあたりも工夫しながら見つけていけると、なおのことおもしろい道が開けるんじゃないかなという気はしています。
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徳田
そうですね……
買い手としては、AIで作られていようがリアルだろうが欲しいと思えば良いと思うので。スピード感だったり、PDCAを回すスピードもそうですし、どう考えるかなというところなので。
そこも寄与できるかなという感じですね。本日は、貴重なお話いただきありがとうござました!
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野嶋氏
ありがとうござました!
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