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【多言語SEO対策】hreflang設定からコンテンツ戦略まで、多言語SEOで海外売上を伸ばす秘訣を大公開
- 2025.07.07
- 海外SEO

失敗しない多言語SEO
hreflang設定からコンテンツ戦略まで、多言語SEOで海外売上を伸ばす秘訣
「自社の良い製品やサービス、もっと世界中の人に知ってほしいな…」
「海外からのお客さんを、もっとお店に呼び込みたい!」
そんな風に考えたこと、ありませんか?
インターネットが当たり前になった今、ビジネスの舞台はもう日本だけじゃありません。
世界中の人が、あなたの商品やサービスを見つけてくれる可能性があるんです。
でも、ただ外国語のホームページを作っただけじゃ、残念ながら誰にも見つけてもらえません。
そこで大事になるのが、「多言語SEO」です。
この記事では、多言語SEOってそもそも何?
という基本から、実際にどうやって進めればいいの?
という具体的なステップ、そして多くの人がやりがちな失敗例まで、とことん丁寧に解説していきます。
この記事を読み終わる頃には、多言語SEOマスターになっているはず。
さあ、一緒に多言語SEOの旅に出かけましょう!
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多言語SEO 目次
1. 多言語SEOとは?なぜ今、重要なのか
まず、そもそもなんですが、SEOって知ってますか?
Search Engine Optimizationの略で、GoogleやYahoo!なんかで検索した時に、自分のサイトを上のほうに表示させるために工夫することです。
これを、海外向け、つまり複数の言語でやろう!というのが「多言語SEO」なんです。
多言語SEOの定義と目的
多言語SEOを一言で言うと、「世界中の検索エンジン(Google)に、自社のサイトの良さを分かってもらうためのアピール活動」みたいなものです。
例えば、あなたが日本語で「京都 おすすめ 旅館」って検索したら、日本語のサイトがたくさん出てきますよね。
じゃあ、アメリカの人が「Kyoto best ryokan」って英語で検索したら?
当然、英語で書かれたサイトが上に来てほしいはず。
多言語SEOは、そんなふうに、それぞれの国の人が、それぞれの言語で検索した時に、ちゃんと自社のサイトが「これだよ!」って見つけてもらえるようにする技術なんです。
目的はとってもわかりやすいですね。
海外の人にサイトを見つけてもらって、商品を買ってもらったり、サービスを知ってもらったり、日本に来た時に実店舗に足を運んでもらったりすること。
ビジネスを世界に広げるために、インターネット上に玄関を作るようなものです。
いらっしゃいませ~!
海外進出・インバウンド市場で多言語SEOが必須な3つの理由
じゃあなぜ、今、そんなに多言語SEOが大事かわかりますか?
理由は3つあります。
理由1:世界中がお客さんになるから
インターネットとスマホが普及したおかげで、世界中のどこからでも情報を探がすことができます。
そして、買い物もできるようになりましたね。
日本の人口は減っていくかもしれないけど、世界に目を向ければ、市場はめちゃくちゃ大きい。
日本のユニークな商品や丁寧なサービスは、海外ですごく人気があります。
このチャンスを逃す手はないですよね。
理由2:インバウンド観光客が「旅行前」に調べているから
海外から日本に旅行に来る人たち(インバウンド観光客)は、旅行前に徹底的に情報収集します。
「東京で美味しいラーメンは?」
「富士山が見えるホテルは?」
のように、自国の言葉で検索します。
その時にあなたのサイトが英語や中国語でヒットすれば、旅行プランに組み込んでもらえる可能性が高まります。
お店の前に英語の看板を置くのも大事だけど、その前にネット上で見つけてもらうことのほうが、もっと大事なんです。
理由3:ライバルがまだ少ない「おいしい市場」だから
日本の企業って、まだまだ国内向けのビジネスが中心なんです。
ちゃんとした多言語SEOに取り組んでいる会社は、実はそんなに多くありません。
ということは、今からしっかり対策すれば、ライバルが少ないうちに海外の検索結果で上位表示を狙えるチャンスがあります。
日本語のSEOは競争が激しいけど、海外向けなら「一番乗り」できる可能性があります。
2. 多言語SEOに取り組む前に|知っておくべきURL構造
よし、じゃあ多言語サイト作るぞ!と意気込む前に、しっかりした準備が必要です。
サイト制作をする前に「URL構造」をどうするか、決めないといけません。
これがすごく重要で、後から変更するのが大変なんです。
URL構造の選択:最適なのはどれ?
選択肢は主に3つ。それぞれ、どんな「URL構造」なのか、見ていきましょう。
- サブディレクトリ:
example.com/en/
やexample.com/ko/
みたいな形です。
example.com
というドメインの中に、「en(英語)のディレクトリ」や「ko(韓国語)のディレクトリ」を作るイメージです。
- サブドメイン:
や
en.example.comko.example.com
みたいな形です。
example.com
というドメインに追加して、「en(英語)のサブドメイン」「ko(韓国語)のサブドメイン」を作るイメージです。
- ccTLD:
example.jp
(日本)、example.co.uk
(イギリス)、example.fr
(フランス)みたいな形です。
これはもう「国ごとにドメインを分ける」イメージです。
完全に独立したドメインになります。
それぞれのメリット・デメリット比較表
じゃあ、どれを選べばいいのってなりますよね?
それぞれにメリット、デメリットがあります。
表にまとめてみました。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
サブディレクトリ ( /en/ ) |
・SEO評価を引き継ぎやすい(一番の強み!) ・設定が比較的カンタン ・コストが低い |
・サーバーの場所が1ヶ所になるので、国によっては表示が遅くなるかも ・国ごとのブランディングがしにくい |
サブドメイン ( en. ) |
・国ごとにサーバーを分けられる ・サイトのテーマを明確に分けられる ・設定の自由度が高い |
・SEO評価が分散しやすい(Googleは関連付けてくれるけど、サブディレクトリほど強力じゃない) ・設定が少し複雑になる |
ccTLD ( .fr ) |
・その国での信頼性が一番高い ・国ごとにターゲットを絞ったSEOに最強 ・サーバーもその国に置ける |
・コストが一番高い(ドメイン代、サーバー代が国ごとに必要) ・SEO評価が完全にゼロからスタート ・ドメインの管理が大変 |
サブディレクトリ、サブドメインのどちらが良いか?
という話がよく議題にあがりますが、メリット、デメリットを考慮して決定する必要があります。
3. 【5ステップで実践】多言語SEOの始め方・進め方
ここからはいよいよ実践編です。
具体的にどうやって多言語SEOを進めていくのか、5つのステップに分けて解説していきますね。
この通りに進めれば、誰でも本格的な多言語SEOを始められますよ。
Step 1: ターゲット国・言語の選定と市場調査
いきなり「多言語SEOするぞ!」と意気込むのはNGです。
まずは、どの国の人に、何を届けたいのかをしっかり検討することが大切です。
体力もお金も無限じゃないですからね。
一番効果が出そうなところに集中投資するのが成功のコツです。
- 自社の強みは?:自社の商品やサービスは、どんな国で喜ばれそうですか?例えば、高品質な文房具ならアジア圏で人気が出そう、とか。アニメグッズなら欧米で強いかも、とか。
- 市場の大きさは?:その国で、自社の扱う商品ジャンルがどれくらい検索されているか調べてみましょう。Googleキーワードプランナーなどのツールを使えば、海外での検索ボリュームも調べられます。
- 競合はいる?:ライバルがどれくらい強いかチェック。もし強敵だらけなら、少しニッチな国や言語を狙う「ずらし戦略」も有効です。
この段階でしっかりリサーチすることが、後の成功を大きく左右します。
じっくり考えましょう。
Step 2: hreflang属性の正しい設定方法と実装例
`hreflang`(エイチレフ・ラングと読みます)は、多言語SEOの心臓部とも言える、めちゃくちゃ大事な設定です。
「この日本語ページの、英語版ページはこちらですよ」
「この英語ページの、日本語版ページはこちらですよ」
と、Googleに教えてあげるための”紹介状”みたいなものです。
これを書いておかないと、SEOの評価が下がってしまうことさえあります。
Googleが「あれ?同じような内容のページが日本語と英語であるけど…どっちが本物?もしかしてコピーコンテンツ?」と混乱します。
実装例
例えば、日本語ページ(`https://example.com/jp/page.html`)と、その英語ページ(`https://example.com/en/page.html`)があったとします。
この場合、両方のページのHTMLの“タグの中に、以下のようなコードを書きます。
<link rel="alternate" hreflang="ja" href="https://example.com/jp/page.html" />
<link rel="alternate" hreflang="en" href="https://example.com/en/page.html" />
【超重要ポイント】この紹介状は、必ずお互いに書き合う必要があります。
日本語ページから英語ページを紹介するだけじゃダメです。
英語ページからも、ちゃんと日本語ページを紹介してあげる。
「双方向のリンク」が鉄則です。
これを忘れる人が本当に多いので気をつけて!
Step 3: 各国・言語に最適化されたキーワード選定
ターゲット国を決めたら、次はその国の人たちがどんな言葉で検索するかを考えます。
ここでやりがちなのが、日本語のキーワードを単純に翻訳するだけ、これだけではいけません。
例えば、日本で「格安SIM」を探す時は、「格安SIM」と検索しますよね。
でもこれをアメリカでそのまま “cheap SIM” と訳しても、現地の人は “prepaid plan” や “mobile plan” のように検索するかもしれません。
日本で言う「車」を、イギリスでは “car”、アメリカでは “automobile” と言うことがあるのと同じです。
現地の人が実際に使っている言葉、スラング、言い回しをリサーチすることが必要です。
AhrefsやSemrushといったSEOツールを使えば、国ごとの検索キーワードやその検索回数を詳しく調べられます。
現地の人のブログを読んだり、Q&Aサイトを覗いてみるのも、リアルな言葉を知るのにすごく役立ちます!おすすめ!
Step 4: 機械翻訳はNG!文化を理解したコンテンツの「ローカライズ」
キーワードが決まったら、いよいよコンテンツ作りです。
ここで絶対にやってはいけないのが、Google翻訳などの機械翻訳に頼りっきりにすること。
機械翻訳の精度は上がっています。
しかしながら、まだまだ不自然な文章になったり、文化的なニュアンスを伝えきれなかったりします。
ユーザーが「なんか変なサイトだな」と思ったらすぐに離れてしまいます。
大事なのは「翻訳(Translation)」ではなく「ローカライズ(Localization)」です。
これは「現地化」とも訳され、その国の文化、習慣、価値観に合わせてコンテンツを最適化することです。
- 写真やイラスト:日本人のモデル写真ばかりだと、海外の人は親近感が湧かないかも。現地のモデルを使ったり、その国で好まれるデザインのテイストに合わせたりする。
- 色のイメージ:日本ではお祝い事に「紅白」を使いますが、海外では意味が違うことも。赤が「危険」を意味する国もあります。
- 決済方法や単位:ECサイトなら、その国で主流の決済方法(クレジットカード、PayPalなど)を導入する。長さや重さの単位も、メートルやグラムではなく、インチやポンドに直す必要があります。
こうした細かい配慮が、ユーザーの信頼感につながり、結果的にSEO評価も高めてくれます。
Step 5: 多言語サイトのXMLサイトマップ作成と提出
XMLサイトマップというのは、「うちのサイトには、こんなページがこれだけありますよ」という全ページのリストをまとめたファイルのこと。
これをGoogleに提出することで、Googleのロボットが効率よくサイト全体を巡回して、新しいページや更新されたページを見つけてくれるようになります。
多言語サイトの場合は、このサイトマップに `hreflang` の情報を含めることもできます。
Step 2で説明したHTMLに直接書く方法と、このサイトマップに書く方法、どちらか一方でOK。
(両方やってもいいですが、管理が大変になるのでどちらかに統一するのがおすすめ)
大規模なサイトの場合は、サイトマップで一元管理するほうが楽かもしれませんね。
作成したサイトマップは、Googleサーチコンソールという無料ツールからGoogleに送信できます。
忘れずにやっておきましょう!
4. 失敗しないための技術的SEO要件
さて、コンテンツ作りと並行して、サイトの裏側、つまり技術的な部分も整えておく必要があります。
ここをしっかりやっておくと、サイトの評価が安定します。
ちょっと専門的になりますが、大事なポイントを3つ紹介します。
サーバーの所在地と表示速度の重要性(CDNの活用)
サイトの表示速度は、SEOにおいてめちゃくちゃ重要です。
表示が遅いサイトは、ユーザーもGoogleも嫌いますからね。
ここで問題になるのが、サーバーの場所です。
例えば、日本のサーバーにサイトのデータを置いている場合、日本のユーザーは快適に見ることができます。
でも、地球の裏側のブラジルからアクセスすると、物理的な距離があるので、どうしても表示が遅くなります。
この問題を解決してくれるのが「CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)」です。
これを簡単に言うと、「世界中に設置されたコピーサーバー」です。
CDNを導入すると、自社のサイトのデータ(画像など)のコピーが世界中のCDNサーバーに置かれます。
そして、ブラジルのユーザーがアクセスしてきたら、一番近いブラジルのCDNサーバーからデータを届けてくれる。
だから、どこからアクセスしても速い!となります。
Cloudflareなどのサービスが有名で、無料から始められるプランもあります。
多言語サイトをやるなら、CDNはほぼ必須と考えたほうがいいでしょう。
構造化データ(Schema.org)の多言語対応
「構造化データ」は「この文章は記事のタイトルです」「この数字は商品の値段です」みたいに、コンテンツの要素一つひとつに意味を教えるための”ラベル”のようなものです。
このラベルを貼っておくと、Googleがサイトの内容をより深く、正確に理解してくれます。
その結果、検索結果で「リッチリザルト」と呼ばれる、評価やレビュー、価格などが表示される特別な見た目になることがあります。
こうなると、すごく目立つのでクリック率も上がります。
多言語サイトでは、この構造化データの中身も、もちろん各言語に合わせて翻訳する必要があります。
商品名を日本語のままにしておいたら、英語の検索結果では意味不明ですよね。
細かい部分ですが、きっちり対応しておきましょう。
各言語ページの内部リンク最適化
内部リンク、つまり自分のサイト内のページから別のページへリンクを張ること。これも地味ながらすごく大事です。
多言語サイトで気をつけるべきなのは、「言語の壁を越えたリンク」です。
例えば、日本語のブログ記事から、関連する英語のページへリンクを張るのは基本的にOKです。
でも、サイトの主要なナビゲーション(ヘッダーメニューとか)が、日本語ページと英語ページでごちゃ混ぜになっていたら、ユーザーは混乱しますよね。
原則として、日本語サイトの中では日本語ページへのリンクをメインに構成し、英語サイトの中では英語ページへのリンクをメインに構成するのが基本です。
言語を切り替えるための「言語スイッチャー」を目立つ場所に置いておけば、ユーザーは迷わず好きな言語のページに移動できます。
5. 多言語SEOでよくある間違いと7つの注意点
多言語SEOでやらかしがちな「あるあるな失敗」を紹介します。
これを読んでおけば、事前に失敗を防ぐことができるかも知れません。
- 注意点1:hreflangの記述ミス
これが一番多いかも知れません。「双方向の指定漏れ」や、言語コードの間違い(例:イギリス英語なら `en-GB` なのに `en-UK` と書いちゃう)など。
小さなミスがGoogleの混乱を招きます。
hreflang タグ生成・検証ツールなどを使って、公開前に必ずチェックしましょう。
- 注意点2:自動翻訳ツールに依存した低品質コンテンツ
コストを抑えたい気持ちはわかりますが、機械翻訳をそのままコピペしただけのページは絶対にダメです。
意味が通じないだけでなく、企業の信頼性を著しく損ないます。
「この会社、やる気ないな」と思われたらおしまいです。
最低でも、ネイティブスピーカーにチェックしてもらう工程は必須です。
- 注意点3:文化や法律、商習慣の無視
日本では当たり前の表現やデザインが、海外ではタブーだったり、失礼にあたったりすることがあります。
また、国によっては広告表現の規制や、扱ってはいけない題材があったりもします。
ローカライズのステップでも触れましたが、表面的な翻訳だけでなく、その国の文化やルールを尊重する姿勢が何より大切です。
- 注意点4:IPアドレスによる自動リダイレクト
「日本からのアクセスだから、日本語ページに自動で飛ばそう」という設定です。
一見親切に思えますが、Googleはこれを推奨していません。
なぜなら、Googleのロボットは主にアメリカからアクセスしてくるので、日本語ページを見つけられなくなってしまう可能性があるからです。
また、海外在住の日本人や、日本語を学びたい外国人が英語ページを見たい、というケースもあります。
自動で飛ばすのではなく、ユーザー自身に言語を選ばせるのがベストです。
- 注意点5:全ページを無理に翻訳しようとすること
すべてのページを全言語に翻訳する必要はありません。
例えば、日本の新卒採用ページを英語に翻訳しても、見る人はほとんどいないでしょう。
ターゲット国に合わせて「どのコンテンツが必要か」を取捨選択することが、効率的なサイト運営のコツです。
- 注意点6:言語ごとにURLを分けない
たまに、1つのURLで言語切り替えボタンを押すとテキストだけが変わるサイトがありますが、これはSEO的には最悪です。
URLが同じだと、Googleはそれを「1つのページ」としか認識できず、どの言語で評価していいか分からなくなります。
必ず、言語ごとにユニークなURL(サブディレクトリなど)を用意してください。
- 注意点7:公開して満足してしまうこと
多言語サイトは、公開がスタートです。
GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスを使って、どの国のどのページが見られているのか、どんなキーワードで検索されているのかを定期的にチェックします。
改善を繰り返していくことが成功への唯一の道です。
6. 多言語SEOの成功事例から学ぶ
理論だけじゃなく、実際の成功例を見るとイメージが湧きやすいですよね。
東アフリカ向け中古車販売 越境ECサイト成功事例 売上34.7倍 【株式会社ビィ・フォアード 代表取締役 山川博功様】
業界 : 中古車・中古パーツ
導入サービス : 英語リスティング広告運用 , 英語SEO
海外コンテンツマーケティングを強化して東南アジアでクリック数5倍増を実現したSEO戦略とは?【株式会社マンダム様】
業界 : 健康・美容
導入サービス : 英語SEO , コンテンツマーケティング
【越境EC成功事例】老舗テキスタイル企業がShopifyで北米進出!(調査戦略立案+ECサイト制作+海外WEBマーケ)
業界 : アパレル
導入サービス : 越境ECコンサルティング , サイト改善コンサルティング , 英語SEO , 越境ECサイト構築
7. 多言語SEOに役立つおすすめツール&サービス
多言語SEOは、便利なツールを使いこなすことで、効率と質が格段にアップします。
ここでは、SEOの定番のツールやサービスをいくつか紹介しますね。
キーワード調査ツール
- Googleキーワードプランナー:Google公式の無料ツール。国や言語を指定して検索ボリュームを調べられる、すべての基本です。
- Ahrefs / Semrush:有料ですが、超高機能。競合サイトの分析、被リンク調査、キーワード調査など、SEOに必要な機能がすべて詰まっています。本気でやるなら投資価値あり。
サイト監査・hreflangチェックツール
- Googleサーチコンソール:これもGoogle公式の無料ツール。自分のサイトがGoogleからどう見えているかを確認できます。hreflangのエラーもここで教えてくれます。
- TechnicalSEO.com Hreflang Tags Generator Tool:URLを入力するだけで、正しいhreflangタグを自動で生成してくれる便利なサイト。設定ミスの防止に役立ちます。
翻訳・ローカライズ支援サービス
- DeepL:非常に精度の高い機械翻訳ツール。下訳として使い、そこからネイティブスピーカーが修正・ローカライズするという使い方が効率的です。
- クラウドソーシングサービス:UpworkやFiverrのような海外のプラットフォームを使えば、世界中のフリーランサーに翻訳やローカライズを比較的安価に依頼できます。
- プロの翻訳会社:重要な契約書や専門性の高いコンテンツは、やはりプロに任せるのが安心。ウェブサイトのローカライズを専門にしている会社もあります。
8. 多言語SEOを成功させ、グローバルビジネスを加速させるために
多言語SEOの基本から実践まで解説させて頂きました。いかがでしょうか?
多言語SEOは、小手先のテクニックではありません。
その本質は、「相手の国の文化を尊重し、相手の言葉で、誠実にコミュニケーションをとろうとする姿勢」、つまり「おもてなしの心」です。
技術的な設定(hreflangとか)はもちろん大事です。
でもそれと同じくらい「この国の人たちは、どんなことに悩み、どんな情報を求めているんだろう?」と想像力を働かせることが大切です。
そして質の高いコンテンツを届けることが重要なんです。
多言語SEOの専門用語解説
ccTLD (country code Top-Level Domain):
国ごとに割り当てられたドメインのこと。
日本なら `.jp`、アメリカなら `.us`、フランスなら `.fr` など。その国に住所があることを示すようなもので、信頼性が高い。
SEO評価:
Googleなどの検索エンジンが、そのサイトをどれくらい「良いサイト」だと思っているかの指標です。
この評価が高いと、検索結果で上位に表示されやすくなります。
「ドメインパワー」なんて呼ばれたりもします。
hreflang属性:
ウェブページのHTMLに書き込むコードの一種で、「このページには、〇〇語版のページがありますよ」と検索エンジンに教えるための目印のことです。
多言語サイトの道案内役と言えます。
ローカライズ (Localization):
単に言語を翻訳するだけでなく、その国の文化、法律、宗教、生活習慣などに合わせて、製品やサービス、コンテンツの内容を最適化することです。
「現地化」とも言います。
CDN (Content Delivery Network):
世界中に分散配置したサーバー網のことです。
ユーザーがサイトにアクセスした際、そのユーザーから一番近い場所にあるサーバーが応答することで、ウェブコンテンツを高速に表示させる仕組みです。
構造化データ (Schema.org):
ウェブページの内容(例えば「これは人名」「これはレシピ」「これはイベントの日時」など)を、検索エンジンが理解しやすいように、決められた書き方(スキーマ)でタグ付けすることです。
リダイレクト (Redirect):
あるURLにアクセスしたユーザーを、自動的に別のURLへ転送する仕組みのことです。
サイトの移転時などによく使われます。
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