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被リンクとは?SEOを制する高品質リンク獲得戦略【自然リンクを量産する施策と成功事例】
- 2025.05.09
- 海外SEO

被リンクとは?
SEOの検索順位を押し上げる最強のシグナルの1つは「被リンク」です。
外部サイトから貼られるたった1本のリンクが、数十時間かけたリライトよりも順位を動かす――
そんな現象は、いまもGoogleのアルゴリズムの核心で起きています。
とはいえ、やみくもにリンクを集めればいい時代はとうに終わりました。
評価されるのは、権威性・関連性・信頼性を兼ね備えた「質の高い被リンク」だけです。
被リンクを獲得するメリット
リンクやサイテーションを獲得することで、クローラビリティの改善やドメインパワーの向上、サイト流入の向上といったメリットがあります。
※サイテーションとは、Web上で自社や自社のサービス、製品などが言及される状態
SEOにおける被リンクの役割と仕組み
検索エンジンは Web 上のページ同士の「リンク(=繋がり)」を評価軸の1つにしていることが知られています。
あるページが別サイトからリンクを受けている――
それはそのサイト運営者が「リンクするに値する」と認めた証拠です。
Google はこの構造を PageRank® という仕組みで定量化し、コンテンツの価値判断に取り入れてきました。
ただし 2024 年以降、順位決定ロジックは“リンク総数”ではなくリンクの質・多様性・関連性を重視する方向へ進化しています。
つまり「どこから」「どんな文脈で」紹介されているかが鍵となります。
最新アルゴリズムが評価する「質の高い被リンク」5 つの条件
「質の高い被リンクとは?」下記の5つの条件を同時に満たすリンクは獲得難易度が高いため、SEOのインパクトも大きいのが特徴です。
「質の高い被リンク」5 つの条件
- 権威性(Authority)
ドメインオーソリティ(DA)やドメインレーティング(DR)が高いサイトからの被リンクは依然として強力です。 - 関連性(Relevance)
トピックや業界が近いほど検索意図との一致度が増し、リンク価値が高まります。 - 信頼性(Trust)
公的機関・教育機関(.gov/.edu)や長年運営されている老舗サイトはスパムリスクが低く、信頼スコアが高いです。 - 自然性(Naturalness)
アンカーテキストが過度に最適化されず、文脈に自然に溶け込んでいることが重要です。 - 多様性(Diversity)
リンク元の国・IP・ドメインタイプが分散していると、操作的ではないと判断されやすいです。
数より重要!被リンク評価指標の読み解き方
- DR/DA(ドメイン評価)
Ahrefs や Moz が算出する 1–100 の指標。50 を超えると業界の中堅以上と見なされます。 - オーガニックトラフィック
流入が多いサイトからのリンクは二次アクセスも期待できます。 - 参照ドメイン数
同一ドメインからの大量リンクより、複数ドメインから少量ずつのほうが評価は高いとされています。 - リンク配置位置
フッターやサイトワイドより本文中の引用リンクが高評価と考えられています。 - アンカーテキスト比率
ブランド名:部分一致キーワード:完全一致キーワード=7:2:1 程度が目安です。
【コンテンツ編】ホワイトハットで被リンクを増やす10 の必勝施策
- スカイスクレーパー法で最上位コンテンツを作る
スカイスクレーパーテクニック(法)とは、被リンクを多く獲得している競合コンテンツを見つける、それを上回るコンテンツを用意する、リンク元から被リンクを差し替えさせるテクニックです。競合のリンク元サイトにコンタクトするかは一旦置いておいて、施策はリンクを獲得する施策としては効果的なので試してみる価値はあるでしょう。
競合の被リンクを調査する際は、こちらの記事で紹介しているAhrefsのサイトエクスプローラーを使用すると良いでしょう!
- オリジナル調査レポートを年次発行
海外 B2B マーケ業界の広告費推移など一次データを PDF 化します。発表のたびに業界紙・ブログが引用リンクを貼る仕組みを構築します。 - 無料ツール/ROI 計算機を自社ドメインで提供
実務担当者が日常的に使う便利ツールは“ブックマークリンク”を獲得しやすいです。 - インフォグラフィック+埋め込みコード配布
「貼るだけで引用可」の埋め込みコードを付ければ、転載時に自動でリンクが含まれます。 - エキスパート・ラウンドアップ記事
業界有識者 15 人のコメントを集め、公開前に全員へ「明日公開します」と伝達します。公開後、彼らが SNS やブログで紹介することでリンクが雪だるま式に増えます。 - ケーススタディ特化ブログ
成功事例はシェア率が高いです。「実名+数値公開」で信頼性を担保し、紹介リンクを誘発します。 - 動画講座とスライド共有
YouTube 動画の概要欄→自社記事、SlideShare の説明欄→自社記事と二段導線を敷きます。 - テンプレート/チェックリストのライブラリ化
広告運用チェックシート、提案書テンプレなど“今すぐ使える”フォーマットはブックマーク率が高いです。 - クイズ・診断コンテンツ
「あなたの SEO 理解度を 5 分で測定」などの診断は SNS で拡散されやすく、自然リンクの宝庫です。 - 年間イベントカレンダー公開
「マーケター必見 2025 年版主要カンファレンス一覧」ページを毎年更新し、リンク切れを防ぎながら長期で被リンクを蓄積します。
【アウトリーチ編】返信率を3 倍にするメールテンプレートと被リンク交渉術
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事前リサーチ:相手の最新記事・SNS 発信を読み込みます。
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パーソナライズされた件名:「<記事タイトル>を読んで、データを追加しました」
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本文 3 ステップ
① 賞賛:具体的に共感したポイントを 1 文で伝えます。
② 追加価値:自社リソースが読者にどう役立つか明示します。
③ 行動要請:リンク追加・引用検討を促します。 -
48 時間後フォロー:返信が無い場合、軽いリマインドを 1 回のみ行います。
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交渉のコツ:依頼ではなく“相互利益の提案”として語る。数字・データで裏付けると成功率が上がります。
E‑E‑A‑Tを強化する権威サイト・専門家との被リンク連携シナリオ
E‑E‑A‑Tとは?
「この情報は本当に信頼できるのか?」
ユーザーが検索結果をクリックする瞬間に抱く、この疑問に真っ向から応える評価基準が E‑E‑A‑T です。Google が検索品質評価ガイドラインで示す Experience(経験)・Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性) の 4 要素は、単なるアルファベットの並びではありません。コンテンツ制作者の実体験や専門知識、引用元や実績といった裏づけ、そしてサイト全体の安全性までを総合的に評価する “信頼のフレームワーク” です。
権威サイト・専門家からの被リンクとは?
- 大学との共同研究:ホワイトペーパーに教授を共著者として迎え、大学ドメインからのリンクを得ます。
- 業界団体への寄稿:公式ブログやニュースレターに専門記事を提供し、著者欄にリンクを貼ります。
- カンファレンス登壇→プロフィール掲載:登壇情報は DA 70 級サイトからリンクが付く場合が多いです。
- 専門家被リンクバッジ:G2 や Capterra のレビューで高スコアを獲得し、公式バッジ経由で被リンクを確保します。
競合分析ケーススタディ:上位サイトが実践する被リンク構築事例
競合 | 被リンク主要源 | 特徴 | 取り込み方のヒント |
---|---|---|---|
競合 A | 調査レポート, .edu 引用 | 一次データを毎月公開 | 更新頻度と学術連携を模倣 |
競合 B | ゲスト投稿, ポッドキャスト | 音声メディア露出が豊富 | 共演・クロスプロモを提案 |
競合 C | 無料ツール, API | 開発リソースが強み | 軽量ツール+UI/UX で差別化 |
伝統工芸品越境EC被リンク獲得事例
弊社では、日本の伝統工芸品――刃物や着物など――の越境EC支援に多く取り組んでいます。これらの商品を販売する際は、購入意欲を高めるコンテンツに加え、「使い方ガイド」や「ケアガイド」を用意することで、購入後の満足度向上を図っています。
活用方法や手入れに関する情報が少ない分野は、SEOや顧客体験の観点からも大きなチャンスです。実際に、購入者に対してメールやSNSを通じてこうした情報を後日共有することで、満足度の向上だけでなく、ブログやYouTube、フォーラムなどでの自発的な情報発信につながるケースもあります。
2025年初頭からは、ある伝統工芸品サイトにおいて、顧客満足度を高めるためのコンテンツ強化に注力。その結果、海外からの被リンク数を約2倍に増やすことにも成功しました。
自社メディアを活用した被リンク獲得事例
弊社では、海外Webマーケティングchという自社のYouTubeチャンネルを運営しています。5年ほど運営しており、登録数が12000ほどチャンネルなのですが5年前から対談形式で外部の有識者をゲストに呼んで対談させて頂いております。
長年、YouTudeをやらせて頂くなかでWebマーケティングの有識者の方との対談内容を文字起こししてコンテンツ化しておりました。そういったコンテンツ制作をコツコツ続けていたところ、一緒に対談させて頂いた有識者の方たちがメディア掲載実績として弊社との対談を彼らのコーポレートサイトに載せてくださいました。そういった経緯もあり、被リンクドメイン数が2年間で1.5倍ほどに伸びました。
ブラックハット/有料被リンクのリスクとペナルティ回避策
- リンク販売ネットワーク:短期的には順位上昇も、再審査リスク大です。危険です。
- 自演サイト(PBN):構築コストのわりにアルゴ更新で価値ゼロ化しやすいです。
- スポンサー記事乱発:広告タグ未記載の場合、手動ペナルティ対象です。
- アンカーテキスト過最適化:同一キーワード率が 20 % を超えると警戒ラインです。
- 回避策:Search Console で“リンク否認”依頼を定期実行/Anchor Audit で自然比率を維持します。
GA4 & Search Consoleで被リンク効果を測定するダッシュボード構築
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Search Console データ
– 参照ドメイン増加数/月
– ページ別クリック数の推移 -
GA4
– referral トラフィック → コンバージョン率
– 新規 vs リピーター比較 -
Data Studio(Looker Studio)連携
API 接続で 1 画面に集約します。
目標 KPI(例:リンク 20 件/月、Referral CV 5 %)を赤黄緑で可視化します。 -
アラート設定
被リンク急増 or 急減時にメール通知し、ポジティブスパム・ネガティブ SEO を即検知します。
まとめ:勝ち続ける被リンク運用フロー
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戦略立案:ターゲットキーワードと競合のリンクプロファイルを洗い出します。
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価値創造:リンクされるに値する「資産コンテンツ」を先に用意します。
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アウトリーチ:パーソナライズ & ウィンウィン提案で自然に紹介します。
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モニタリング:GA4 × Search Console で効果測定 → PDCAを回します。
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長期育成:毎月 1 本の調査レポートや業界ツールを公開し、ブランド名検索を増やします。
上記サイクルを継続すれば、参照ドメインが増加し、検索順位の土台が大幅にアップします。
リンク“購入”よりもはるかに安全かつ持続的にドメインパワーを伸ばすことができます。
被リンクは“作る”のではなく“生まれる仕組み”を設計する――
これが 2025 年以降の王道 SEO です。
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